鳩山由紀夫家で飼っていた愛犬、アルフィー君がご主人の総理大臣就任一時間後に亡くなったと。ご主人さまの一生の晴れ舞台を見てから旅立った・・・。胸が締め付けられ、涙が出そう。
犬ってそういうモンなんです。体調を崩していたにも関わらず、その瞬間を見守っていた。その時まではと頑張った。鳩山家の心中いかばかりかと。あの日、記者会見で肩を落とし、どこか疲れはてていたのはアルフィー君の事があったからかもしれません。今、思えば。鳩山くんもアルフィー君に「誓う」ものあったかもしれない。
我が家でもありました。たまにしか東京に帰らない亭主。その「たま」をじっと待っていて、具合が悪く寝てばかりいたのが、顔をみたらちょっとだけ尻尾を振り、ちょっと口を動かし。数日後に旅立った奴。多分「お世話になりました」って最後の挨拶をする為に待っていてくれたのではないかと。
死ぬ直前に一緒に寝てくれた奴もいました・・・・。
犬と人間のかかわり。犬はなにかをちゃんとわかっている。
実は今、我が家の甲斐犬、澪ちゃんが数ヶ月不調。4,5日何も食べなかったり。やせ細り、あの大好きだった「おさんぽ」も行かず。尻尾も丸めたまま。亭主が帰るとワンワン吠えて、尻尾を振って嬉しそうにしていたのが、それも殆ど無く。声も出さず・・・。
アルフィー君はどうも13歳だったと。我が家は14歳。相棒のゲンキくんもお姉さんが不調なので元気無く・・・。
この数ヶ月、鳩山家も人の出入りや家の中の様子が慌ただしく、きっとこたえていたのかもしれません。じっと、じっと、ご主人さまの晴れの日を我慢して待っていたのでしょう。亭主も何匹もの犬の死に目に立ち会っていません。ゴメンナサイ。鳩山君もきっと残念だと思っているでしょう。多分、あの総理大臣就任の夜、鳩山家では静かにアルフィー君の通夜が。アルフィーの亡骸抱いて鳩山君も泣いていたことでしょう。きっと。アルフィーありがとうって言ったことでしょう。
澪よ。頑張って復活してくれよ。どこが痛い、どこが苦しい、何をして欲しい・・・喋ってくれないかな。目と目で会話はしているんだけど。