いつものように郵便受けを開けたら新聞が無い。はっと気づきました。きょうは新聞休刊日なんですね。別に絶対必要ってわけじゃないけど、朝、新聞が来ないってのはどうも調子が狂う。ましてこちらは夕刊の無い地域であります故。亭主は昔から悪い習癖がありまして・・・。朝、新聞を持ち込んでかなりの時間トイレに座るという・・・。休刊日のために(笑)土日の別刷りを読まずにとっておいたりしているんですが。あれはパラパラめくっておしまい。どうも用を足したという感覚にならないのであります。
新聞休刊日。今や年に10回はあります。休刊日が出来たのはいつの頃からだったでしょうか。たしか新聞少年の慰労とかいう名目で。たしか年に二回ほどだったのがいつの間にか年に十回にもなっている。すべからく労働条件の改善というわけでもないような。しかも新聞全紙が一斉に休刊。なんか販売カルテルじゃないのかって(笑)。そういえば値上げだって各社ほぼ一斉に行う。公取はどう思っているの?。
中学時代、新聞少年をやっていました。朝3時起き。真っ暗な中を販売店に。まずは前日から運び込まれているチラシを並べ。新聞がトラックで運ばれてくるとそのチラシを折り込む作業。そして100部位を肩から掛けたタスキのようなものに担いで走って配達。刷りたてのインキの匂いをかぎながら、一部一部真ん中で折って「キュー」って指先で音を出して新聞受けやドアの間に差し込む。朝日を浴びながら毎日。犬に吠えられたり、雨の日は涙が出るくらい辛かった。途中で交番にお巡りさんに。「おはようございます」「ごくろうさん、一部くらい余っているだろう、置いていけよ」「え、無いはずです」。当時出来たての公務員宿舎。階段での三階までの各棟上り下り。これは辛かった。冬はこたえました。そしてついにダウン。風邪ひいて寝込んでしまい、親に怒られ断念。「辞めたいんです」。申し出た時の販売店のおじさんの怒った顔・・・(爆)。休刊日があった記憶は定かではありません。慰労された覚えも無し(爆)。
今は皆バイクでの配達なんでしょうね。もしくは自転車。亭主は走って、歩いて。
新聞はニュースペーパーといわれ。ニュースの宝庫だった。ニュースは読んだらおしまい。一度読んだ新聞は普通の家庭では称して「古新聞」。いや、新聞紙。そう単なる紙に変身。ところが驚く無かれ、この古新聞紙、利用価値高い。これでだいたいのものが包めた。過剰包装なんてない時代。包み紙も新聞紙、時と場合によっては便所紙にも。もちろん手でしっかり揉んで使用。手は真っ黒になったんですが。こまかくちぎって水に浸して畳の上に撒く。掃除の時の必需品。埃を吸い取ってくれたし・・・・。
最近も発見。野菜を保存しておくのには新聞紙は最適アイテム。腐敗を防ぐのにはこれに勝る包装は無し。冷蔵庫より優れている(笑)。いや、酒でもそうですよ。
読むのも良し、再利用も良し。こぼれた灯油を拭くのにも良し。町内会、子供会の資金源にも。うんうん、いくら経営が悪化しても新聞は無くならないかもね(爆)。