恒例のサラリーマン川柳。通称「ザラ川」。第一生命さんのおかげです(笑)。今年も楽しい句に出会いました。庶民が読み解く世相。シニカルな笑いとペーソス。束の間溜飲を下げている方もおられようかと。新聞に載った百首を拾い読み。
「マンガ好き 末は首相と息子云い」。納得(笑)。麻生さんこれ見てなんと"返歌"するんでしょう。
「川柳を 柳に風と聞き流し」っていうのでしょかね。馬耳東風。馬の耳に念仏って諺は彼のためにあるようなものかも(笑)。
「夢を持て 夢を持ったが夢だった」。そうですよ。全ては夢幻の人生・・・。
「天職を求めて転職フリーター」。求めすぎだったんでしょうね。
現実味を持った句も多いようです。こんな状況はありうる・・・。
「久しぶり ハローワークで同窓会」。「職安で知った顔見た あ、上司」。
そして"本音"も・・・。
「ばら捲きを批判しつつも待ちわびる」。もちろん定額給付金のことでしょう。
サラリーマン川柳と言われていますが、投稿者が全てサラリーマンとは限らないでしょう。ここでいうサラリーマンとは庶民のことでしょう。五七五に託した世相診断。みなさん上手いもんです。辛いことも笑いにしよとするこの心根がいい。
でも川柳を詠んでいる人はまだまだ余裕のある人かも。心のですよ。亭主には余裕無し。せめて読ませていただいてお裾分けにあずかっているのでありまして(爆)。