2009年2月25日水曜日

朝日新聞、この"欺瞞"に満ちたメディア

個人的な感情は多少あっても、朝日新聞という新聞には恨みもつらみも、憎しみもないのですが・・・。良い記事が載っている新聞だと思っているんですが・・・。


朝日新聞社が東京国税局から5億1800万円の申告漏れを指摘され、修正申告して1億円余りを納付した。昨夜のNHKニュースで知ってびっくり。申告漏れっていわば脱税でしょ。紙面で脱税疑惑を大々的に報じ、その企業を糾弾してきたマスコミ。それが自分のところもおなじことをやっている。もう何でも有りの世の中。正義って何?


京都総局ではなんと1,800万円のカラ出張。その使途は明らかにはされていませんがどうも社員の飲み食いって話も。公務員のカラ出張、裏金疑惑を追及してきた急先鋒だったのに。役所の裏金はそれでも備品に化けたものも。飲み食いの散財ってのは悪質すぎる。


朝日新聞は過去にも"脱税"の実績あり。テレビ朝日でもあった。ま、他のメディアでも大同小異のことはあるんでしょうが。


ひどすぎますね。


今日の朝刊。どいう記事でどういう扱いかと思えば第二社会面の小さな記事。事実関係と広報のコメントだけ。「関係者を処分し、今後一層の適正な経理税務処理に努めます」だって。まるで他人事じゃないですか。


処分。甘い。処分といえない。しかもトカゲの尻尾きりみたいな。


不祥事であること間違いなし。もしこれが他の企業でのことなら、朝日は関係者だけでなく、経営責任を追及したでしょうし、それこそ「任命責任」だって追及したはず。甘い、甘い。


おしなべて他のメディアも扱い小さいし。asahi.comからはこの記事削除されているようだし。


出向社員の給与差額や販売店への奨励金は寄付と認定されたとか。こんどは寄付された側の経理処理が問題。朝日新聞から出向を受け入れている地方のテレビ局はちゃんと対応しているんでしょうかね。


もはや「社会正義」を標榜するメディアも生き残りをかけた企業経営の中でなりふりかまわず。しかもそこに不正すら介在させる。なにをかいわんや。矛盾と欺瞞に満ちたメディア。取材費の不正操作。処分されたのが全部編集局長。これって記事の信頼性を著しく損なうことにならないのでしょうか。


お詫びする気があるのなら、いや、詫びて当然。一面でしっかり扱い、社長が前面に出て詫びるべき。法令順守、コンプライアンスってメディアにとっては他人事?危機管理ってすぐ騒ぐけど、トップにすぐ詫びさせるけど、自分のところは・・・。


メディアは矛盾と欺瞞に満ち満ち。「おくりびと」受賞を称える記事もどこかしらじらしく感じられ・・・。



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