またまた「中川問題」で恐縮なんですが・・・。
あのローマでの記者会見に同席していた記者の間でそれなりの「総括」が行われているようです。当然でしょう。
G7会議の昼食会を抜け出してホテルでランチ。ワインあり。読売新聞の記者が同席していたとか。スポーツ紙はもてはやします。「美人記者とワイン」って。これもはなはだおかしい。いくら三流マスコミだといっても「美人」であるかどうかは関係ないこと。なんでこんな見出しや記事にして何をいいたいのか。だから常にマスコミは"悪者"にされる。読売の広報のコメント。原稿問い合わせの電話で席をはずしたりしていたのでワインを飲んだかどうかはその記者は知らないーって。広報のコメントじゃなくその記者署名入りで書きなさいよ。それもマスコミ人としての責任の一つ。その場の模様や同席することになった経緯を。逃げてる。
共同通信の「検証」。記者は3人、会見の席にいたとか。あやしげなそぶり、怪訝に思い。酒を飲んでいるのかって思ったけれど、常日頃中川の酔態ぶりをみていたので「またか」って感じて、酔態を見るのに慣れていたのでついつい詰問どころか、あのおかしな答弁にも不思議がらず内容を斟酌して送ったとか。「慣れ」だったそうです。そしてその「慣れ」を反省する言葉は一行も無い。
朝日新聞は読売新聞の記者の同席を報じ、「朝日新聞記者は同席していなかった」って鬼の首でも捕ったような一行。
取材って行為の中で一番怖いのが「慣れ」。記者クラブにいて発表ばかり書いているのも慣れ。慣れは馴れ合いに通じ、やがて癒着に転じる。
中川事件。期せずしてマスコミの有り様もあらためて問われている出来事と。