広告不況といわれる昨今。新聞の広告欄も小さく、少なくなったような。欠かさず毎日あるのが本の広告。もちろん出版業界も不況であるのは違いないが。
毎週、欠かさずあるのが週刊誌の広告。一瞥して見出しだけでだいたい中身想像。月刊誌や単行本の広告も欠かさずあり。
単行本はだいたいネットで購入。1500円以上だと送料無料とのアマゾン利用。それ以下の値段の書籍だと逡巡なのであります。しかもアマゾン購入の場合は表紙やタイトル、作家名で選択。新聞の書評欄みたり。で、時々失敗。なんだいこりゃって場合も。
数日前ある月刊誌の広告にひかれ、買って読みたいと思い。ところがネットで買うと送料かかる。コンビニには置いてない。注文すれば来るというコンビニの話で、一応注文したのですが。
町に本屋が無くなった。時々実感するこの不便さ。駅前に行って駐車料金払ってってことじゃないとなかなか本屋には行けない。駅前だってデパートの中の八重洲ブックセンターとJRの商業ビルの中だけ。そこそこ本を置いてあるのは。郊外にはあるのですが・・・。
近くにぷらりと立ち寄り、なんとなく気に入った本を買って帰る。そんな「楽しみ」は出来なくなった。本屋の中でなにかと漁り、1時間ほど時間使うってのが習慣だったのに。
「ちょっと本屋に行ってくる・・・」。そんな休日の有り様も不可能。とにかくなにかと不便なのであります。町に本屋が無いということが。かつては東京の小さな町でさえ、貸本屋含め、4,5件の本屋あり。カバーをかけて貰い、あの新刊本独特の匂いをかぎながら帰宅するのが楽しみだった。途中、喫茶店に立ち寄り。コーヒー飲みながら買ったばかりの本のページを開く・・・。楽しかった。その喫茶店も少なくなり。ドトールやスターバックスで本を広げる気にはなれない。
若者の本離れ。そんな環境、ハードも一因なのかと。アマゾンはダンボール梱包の"過剰包装"。取り出すのに一苦労。ゴミは出るし。
ああ、近くに手頃な規模の本屋の無いものか。下駄履きで行けるような。もっとも、その筋に言わせれば「本屋は儲からない」。たしかに。つぶれた本屋さん何軒も見たし・・・。
ああ、ままならぬ世の中と。