来年度予算編成にあたっての民主党肝いりの事業仕分けなるもの。本日で前半戦終了。「無駄」を徹底的に排除する。大変結構なことではありますが。「無駄」という概念、価値観には全てが納得するってものは無い。こっちでは無駄と思ってもあっちでは無駄と思っていない。二律背反。しかし、よくもまあ、これだけ無駄と思われるようなものが予算の中に入っていたのだと。その限りではこの事業仕分けなるやり方賛成。
事業仕分けで出てきたわけじゃないけど独法への天下り人事。これこそ無駄の最たるもの。事業仕分けで暴くべきもの。そこまで手が回らないってことなのか。
仕分ける側も仕分けられる側もお疲れ様。当然の仕事とはいえ大変なことでと。それにしてもいただけないのが仕分け人の議員のなんと居丈高なこと。ちょっと調子に乗りすぎているんじゃないかって。
たった一時間でバッタバッタとなで切り。予算なんて所詮そんなものだったのかと。営々として役人どもが作り上げて来た汗と涙の結晶(爆)。
何が無駄なのか。そう、国会議員やその他地方議員まで。あんた達が「無駄」(笑)。役人も。天下りさせるほど居るんだし。
無駄は全て悪いのか。行政に於いては当然でしょうが。家庭でも事業仕分けってのが流行はじめているとか。無駄遣い根絶。ご夫人の衝動買い。無駄の典型でしょうに。でも効用もあるとか。ストレス解消って。ダンナの飲み屋通い。無駄。でもその息抜きが明日の"活力"(笑)。
「公開処刑」なんて悪口言われながらも、仕分けの現場を見えるようにし、予算の仕組みをわからせるようにしたのは民主党ならではの政治手法。歓迎。快哉。しかし、この仕分けと称する作業。自民党政権であっても出来た筈。やる気がなかった、やれる人が居なかったってこと。国民の負託に応えてやっていれば出来た仕事なのに。
だから・・・事業仕分けには該当しないけれど民主党でなければ出来ないことを民主党はやるべき。なのに手が付けられない例えば沖縄の基地問題。
マニフェスト教条主義者ばかりではないと思うけれど、なんでもマニフェスト。実現させようと思えば予算は膨らむ一方。ジレンマ民主。
で、提案。マニフェスト仕分け人、仕分け制度って作ってみたら。国民が仕分け人。鳩山はじめ民主党幹部が仕分けられ席。子供手当はーーなんて仕分け作業すればどんな結果出るのか。不要不急の項目に入れられるのか。世論調査でもマニフェストなるものへの期待感は低いのだし。
GDP上がったというもののデフレ宣言。景気回復への期待感ゼロっていうのが巷の実情。