2009年11月19日木曜日

犯罪者の心を読み解くなんて

あのイギリス人女性の死体遺棄で逮捕された市橋某。いまだ「拒食」「絶食」を続けているという。ワイドショーではこぞってその心理を読み取ろうと。馬鹿げた行為。だから、いつもの雁首並べているコメンテーター陣もしどろもどろ。的を射た発言見当たらず。そりゃそうです。犯罪人の心を読み解くなんてできっこない。


あれじゃコメンテータと称する人も気の毒。振られてしまってしょうがないから何か言おうとするけど言葉が見つからない。そういう時は「私にはそれは無理です。そんなことコメント出来ない。無責任には言えない」という発言したほうがよっぽどまともかと。


"殺人"という行為は、いわば狂気に支配されたこと。狂気の深層は精神科医でも解明出来ない。まして素人では。


今、警察にもかつての平塚八兵衛のような「落としのプロ」いるのか。科学捜査が主流。"情"で落とすって業はもう無理かも。


「親」には会いたくないと言っているとか。親がダメなら他に誰が。ドラマ交渉人に出てくる役者さんじゃあるまいし。犯罪者の琴線に触れることをやれるのは誰と。もしかしたら飯場で同じ釜のメシ食った人かもよ。同じ釜のメシ食った親を拒絶っていうことは、拒食の原因は親なのかも。こんな俺を産んだ親・・・。悲しすぎる現実。


犯罪者の心理を読み解く事が今後の犯罪の未然防止につながるっていう理屈あるけれど。心理は個人個人によって違うし。


食わないならほっておけば良い。でも食わさないと警察の「管理」が問われるし。カツ丼でゲロしたなんて昔話が通用しない時代。米倉涼子の出番かい。


犯罪のことはともかく。「なんでもござれ」と世相読み解こうとして控え、構えるテレビのコメンテーター陣もいやはや因果なお仕事ですなと。



“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...