2009年11月16日月曜日

フィギアスケートと音楽

なぜかフィギアスケートのちょっとした(少々の意味)のフアン。昨夜もテレビ見てしまいました。


氷上の舞は美しくあり。美です、美。


テレビ放送見ていてどうも気に入らない。音楽のこと。選手は音楽にことのほか気を遣い、選曲に意を用いる。画面で紹介され、アナウンサーも読み上げるのは「曲名」だけ。「管弦楽組曲」って言ったって誰の作曲か。昨夜のテレビ朝日もそう、前回のNHKもそう。音楽の事を詳しく伝えてくれない。音楽に関する解釈などの解説も皆無。興をそがれること甚だし。音楽は重要な要素であるはずなのに。技術のことばかり。「誰それ作曲の何という曲で、それを誰がアレンジしたか」。「選手はそれをどう解釈しているか」。それを伝えて欲しい。キムヨナの007は誰でもわかる。アナウンサーも知っているだろうから、ジェームスボンドのテーマだと言う。クラシックの曲に関しては曲名だけ。絶対に作曲者を入れないとダメ。交響曲3番なんて言ったっていろんな3番がある。


シェエラザードだってリムスキーコルサコフって言はない。ま、大体わかったとしてもあの曲には物語がある。その物語をどう選手が読み解いて表現しているのか。だから伝える側にはその物語の一端を語る"義務"が必要。


村主章枝はバッハの曲二曲を使用。曲の変わり目。ちゃんと伝えるべき。もっともバッハなんてスーパーに出てもいないし、喋らないし。


アメリカの選手が使ったシング、シング、シング。「ジャズのスタンダードナンバーです」ってアナウンサーは言ったけど。演奏しているのはどう聴いてもベニーグッドマン楽団のじゃない。誰かの編曲。違う演奏。毎回感じる不快感。


浅田真央が仮面舞踏会使っても誰の曲かは言わないし。いろんな人の仮面舞踏会あり。鐘に曲を変えた。その時はその事を話題にするけど本番ではその楽曲のことについてのコメントや解説無し。


番組担当者やアナウンサーや解説者はそのことを如何に心得ているのや。荒川静香のトゥーランドットの時もあの姫のナゾナゾに言及した放送は無かったと記憶。音楽の内容を知っているかいないかで見方も変わってくるのではと・・・。


さてさて今夜はアメリカ大会女子フリー。村主章枝はハチャトリアンのスパルタクス、キムヨナはガーシインのピアノ協奏曲ヘ長調を使うはず。スパルタクスはバレエ組曲。その中のどの部分が使われるのか・・・。奴隷上がりの騎士の物語がどう描かれのか。


 



“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...