国会が始まっても一人横行する言葉。説明責任。なんでもかんでも説明責任って。議員も言えばマスコミも。いや、マスコミが先に使い出し、議員さんがそれにならった・・・。
家電の取り扱い説明書じゃあるまいし。説明しなくてないけない責任って何と。広辞苑によれば責任とは人が為すべき任務ーーとあり、政治、道徳、法律に照らして非難されるべき責、科(とが)とあります。説明を求めるという前提にすでにして「非難」があるということになります。罪科を問うという視点があります。と思うのですが。
確かに。小沢資金問題。小沢はだれがみてもきちんとした説明というか釈明をしていない。それをもってして責任を問うというのは言葉としておかしさあり。むしろ言うなら説明義務ではないかと。国民の負託を受けた国会議員として義務の一つとして。
説明責任という言葉を容認するとして、それがきちんと説明しなさいよということなら検察側の方がよりその責任があるのではないかと。マスコミも報道するに至った経緯などを説明する責任があるのではないかと。
いつのころからでしょうかね。世の中に通用するようになり、都合良く使われる説明責任という言葉。なんでもかんでも説明責任という"美名"のもと、なんでもかんでもあげつらう。例えば報道責任とか、リーク責任とか、いろんな責任だってあって然るべき。へそくりを亭主に説明する責任が女房にあるのかって(爆)。
「業績不振の責任をとって辞めます」。そう言ってしまえば最早説明も必要としないような風潮もこれあり。
「お前じゃ埒があかない、責任者を出せ!!」と怒鳴り込まれて、誰が出て良いか解らないのが世の常なのに。説明する必要があるかもしれないことはあっても責任を誰何されるもの何も持っていない亭主・・・・。(笑)。