2010年1月30日土曜日

「くさす」だけがメディアの仕事か

昨日の鳩山くんの施政方針演説。なかなか良かったと。50分間聞き入っていました。これまでとは型破りの演説。聞き入り、先が聞きたいと。演説の中に一つの政治理念が語られており。マハトマガンジーの七つの遺訓を引き合いに出し。「理念なき政治」「労働なき富」「良心なき快楽」「人格なき教育」「道徳なき商業」「人間性なき科学」「犠牲なき宗教」。物質的豊かさを追求してきた20世紀から脱却して政治の哲学を問うた。いままでになかった演説と。満を持しての演説だったのではと。


議場でテレビを通してですが、鳩山演説に聞き入っているように見受けられた自民党の元首相の姿もみられました。


で、今朝の新聞論調。おしなべて不評。くさす、あげつらう、酷評する・・・・。やれ具体性が無いとか、マニフェストの問題に言及してないとか。


「いのち」という言葉を24回使ったとか。脚本松井副長官、演出平田オリザとか。どうだっていいでしょ。しゃべったのは鳩山なんだから。


なんでもケチをつけないとメディアとしての沽券にかかわるとでも思っているのか。もし、今回の演説が過去のそれのように予算案にのっとった「政策」の羅列のようだったらなんて書いたか。「政治の理念が見えない。この国をどういう国にしようとしているのかがわからない」って論評したでしょう。


たしかにーーー。たとえばケネディーの「合衆国に何ができるかを問え」だとか、リンカーンの「人民による人民のための・・・」とか、オバマの「イエス ウイ キャン」といったような歴史に残るような名文句はありませんでしたが。


鳩山君の思いは伝わってきたような気がします。近来にない名演説と言っておきましょう。それを「くさす」だけのメディア。当然かも。後世に残るような名記事に最近お目にかかったことなし。名文にお目にかかったこともなし。



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