名残。いろんな意味があるとは思いますが。もう名残り雪の気配はなくなりましたが。名残の桜はほとんど散り。とはいうものの、春の気配を漂わせながら冬の名残、消えやらず。
名残惜しいもの。その一つが消えゆく風景。あの赤プリこと赤坂プリンスホテルが来年3月閉鎖、解体と。いろいろ思い出のある場所。旧館はそれこそ清和会、福田派の事務所。しばしば足を運びました。やがて出来た新館。連絡通路がわかりにくく。新館ロビーはだだっぴろく。コーヒー一杯目の玉飛び出るように高く。それでも「指定」されてよく打ち合わせなどで使いました。部屋は一回だけ。ある大事な秘密の会合セッットしてなんとスイートルームを。昼間3時間ほど使って終わり。「どうせなら今夜泊まろうかな。料金同じなんだし」。そう思ったことも。(爆)。宴会場も行き方はむずかしくわかりにくく。それでも結婚式やいろんなパーティで行きましたよ。
その近所に今や立派なホテルが出来、「競争」に勝てなくなったというのが撤退の理由と。もうそんな光景は知らない。弁慶橋を渡れば、右が赤プリ、左がニューオータニだけだった頃。
ポスト佐藤栄作。いわゆる角福戦争。赤プリは福田の牙城。ニューオータニには田中派の本部が。赤プリは福田の代名詞。ニューオータニは田中の代名詞・・・。
近々上京の折りあらば変わるゆく赤坂、永田町の光景をこの世の名残に脳裏に焼き付けてこようかと。
弁慶橋のところにあったボート。子供の頃時々乗った。あのボート小屋って今はあるのかどうか。
銀座も変わったとか。名残惜しい光景もだいぶ無くなったことと。120年の歴史にとりあえずひとまず幕を下ろす歌舞伎座。たしか小沢一郎くん見合いの場。和子夫人との。小沢一郎くんに幕はおりるのか。歌舞伎の幕間に出た幕の内弁当。この世の名残に食べたいーー(笑)。