朝日新聞の天声人語にも書いていましたが、大相撲界の「処分」。印象。トカゲの尻尾切りと思えて仕方なし。
トカゲは外敵から身を守るために敢えて自分の尻尾を切ることから言われた成句。下の者を切ることによって組織が身を守ろうとする。切られた尻尾。大嶽親方、大関琴光喜。うん、うん、大きな尻尾だった。(笑)。
トカゲさん達は記者会見という席に勢揃い。申し訳ありませんと。なんと花札やったというだけで横綱白鵬までもがゴメンナサイ。異様なのであります。それぞれ皆が自分勝手な言い訳に終始。どうやって食っていくのかと泣く大嶽尻尾。見苦しい。
理事長さんもただ威張っているような。理事長代行は高検の検事長だった人。言ってみれば世間知らず。権威にあぐらかいて来た人種。無理だと思う相撲界の改革。
そこに飛び込んで来た貴乃花尻尾。自分から理事辞任の申し出。真意さっぱり読めず。泥沼相撲界。脈々と続いてきたヤクザ屋さんとの関係が切れるはずはないと。持ちつ持たれつ。表裏一体。
トカゲの尻尾切りを「自切(じせつ)」と言います。自切をさせて自説を曲げず(笑)。
世の中、尻尾切りのなんと多いことか。こと相撲界だけにあらずであります。
「処分」があっても誰も両手を上げて「善し」と思っていない。後味の悪さだけ残る。そりゃそうだ。誰も切られたトカゲの尻尾の味なんて知らないし。
そう簡単にヤクザ屋さんと手は切れないでしょう。切っても切っても生えてくるし、ついてくるし。切れるのは閑散とした名古屋場所の土俵の上で勝ち名乗りを受けて切る「手刀」だけか。はい、ごっちゃん。