きょうも日本列島は酷暑。当地も凄い暑さです。陽射しはまぶしすぎるし。夏だから当然と。確かに暑さ故の健康問題は気がかり。ワン公もお医者さんに言われました。「日中は表に出さないように」って。
無職渡世の身の亭主。それなりの格好すればいいのでしょうが、"仕事場"、単なる事務所、収入ゼロ(爆)に行くときは、いえ、毎日平日は行っているのですが、酷暑ならばこそ、ネクタイ、スーツ姿で出かけることにしています。"仕事着"なんです。公私の使い分けなんです。気持ちを引き締めるかどうかなのです。ジーパン姿でも誰もとがめる訳ではないけど。暑さは当然我慢。車には一応エアコンあるし事務所にもある。一日中炎天下にいるわけじゃない。気を引き締めるのは服装。サラリーマン経験者としても染みついた性(さが)だと言うなら笑はば笑え。
学生時代は一年中詰め襟のいわゆる「学ラン」を着てました。勿論夏でも。冷房なんてあまり無い時代。汗で黒い服に白い塩がふき。多分格好をつけていたのだと思いますがそうせざるを得ない環境にもあった。「らしさ」という風潮の中で。
さてさていつの頃からか。クールビズなんて言葉が生まれ、省エネ、エコという「美名」のもと国民の模範となる国会の先生たちが率先垂範、ノーネクタイ。たしか言い出したのは小池なんとかという女代議士。それにみんなが飛びついて。やがて地方議会にまで蔓延。
議事堂は冷房効いている。設定温度は下げたというが。官邸だって効いている。議員会館だって。車の中だって。我先にとノーネクタイ。なんとだらしない格好。ノーネクタイが揃った閣議に前の写真撮影。間が抜けており。ネクタイ無しで楽な服装の方が自由でよりよい発想が出来るというとか。とんでもない。政治家が服装の乱れを起こしてから政治の"堕落"が始まった。堕落というか劣化が。
服装の乱れはこころの乱れ。小学校の標語にあった。
やせ我慢しながらのスーツ姿のサラリーマン。就職活動の学生。団扇であおいあげたくなる。肌もあらわな若い、(いや年配の方も(笑))、女性。目のやり場に困るくらい。海辺じゃないんだって。そこへ登場、浴衣にきちんと帯を締めた女性。神々しくさえみえてくる。日焼け止め塗ったくった化け物みたいな化粧よりも日焼け予防の日傘の涼しさ。
やせ我慢。一つの見栄。いいじゃないですか。こんな見栄。だから日本人。交番勤務のお巡りさん。暑そうな制服着て拳銃差して警棒差して無線持って。いいぞいいぞ。それこそ職業に対する誇りだと。
スーツで来たけど上着は脱いでパソコン(笑)。表には出ていません。不甲斐ないかな高齢者(爆)。