参院選終了。結果は予想通りというかびっくりというか。開票速報見ていてあらためて思うのです。メディア選挙。メディア政局と。良い意味でも悪い意味でも世論誘導。テレビ朝日に至っては候補者に小沢印をつけるという小沢の影におびえ、小沢を偶像化し、小沢無しでは政局、選挙語れないという小沢神話語り。
民主大敗の今後の政局もカギを握るのは小沢だと言うし。
一年生議員あたりの片言隻句をすぐ取り上げる。一人歩きさせて面白がって見たり。いえ、多くを語る気はありませんが。
先日ある所に書いたのですが。参院選と四つの「不」というコラム。自民党政治への不信、不満が政権交代となり、民主政権には不安を持ち、またも不信が生まれ、国民不在となり・・・。こんな「不」の連鎖。
そして参院選で生まれたのは「不安定」という新たな「不」。そうです。政局不安定、国民不在の政治がまたもや繰り広げられる・・・・。
国民と言えば。何をもってして、誰を持ってして国民と言うや。投票率58%弱。58%の民意。誰しもが国民の意思が示され、選択だという。選挙を民意という中で永遠に問われる投票率。58%の中のさらに何%かの民意で一喜一憂の各党。
文藝春秋の巻頭エッセーで文学者の塩野七生さんが書いてた日本人へ・87。民主党の圧勝を望む。イタリアを書かせたら右に出る人いない塩野七生さんならではのエッセー。民主党支持ではないだけに、余計読ませてくれました。そして思ったのが政治的には「不幸」な国民、日本人と。
メディアや専門家が語る政治が本物の政治か。文学者が書く政治の方が説得力があると思えたのですが。司馬遼太郎然り、井上ひさしが語る歴史然り。すとんと落ちる。
それはさておき、あすからどうなる永田町。小沢の亡霊に振り回されるのか。不安定政権の行方は。考えていたらこっちが情緒不安定になって来た。(爆)。