2013年11月30日土曜日

「心」と「純一郎」

ちょっと前の時代、平和ボケなんて言葉が流行り、片や閉塞感なる言葉が世を覆っていた頃、さくらと一郎という二人が歌っていた歌に、“昭和枯れすすき”というのがあった。カラオケのデュテット曲の定番。

さくらと一郎に、藤波心という若い女性タレントと小泉純一郎を掛けるという無理話・・・。

藤波心という17歳のタレント、時々ネットで名前を見かけていた。14歳で体験した「3・11」、「原発事故」。
ネットで積極的に発言し、いわゆる“炎上”とやらをくったという話題で。過日、彼女がどこかの集会で語っている言葉に接した。

「今、私たちが最優先でしなければならないことは、決して原発を動かすことではありません。原発事故を昨日のことのように思って忘れない事。そして、私たちの国土に、美しいかけがえのない故郷に、2度と第二の福島を作らないという事です。
原発が安くて安全でクリーンだという神話は2011年3月11日で終わりました。経済の発展のために原発が必要なんだではなく、原発がなくてもやっていける社会を作ることが大事だと思っています。原発こそが一番経済効率の悪いエネルギーであることが今回の事故で証明されたと思います。
原発によって得られる経済発展というのは、一見豊かになったかのように見えるかもしれません。しかし、それは、放射性廃棄物という何万年も管理しなければならない膨大なツケを、私たち若い世代や子どもや孫やその子孫にそれを押し付けるという、いわば未来からの借金生活のようなものだと思います。
私は、それを決して本当の経済発展とは呼べないと思います」。

まったくその通りなのだ。

この子がどういう子だかは知らない。タレントということしか。でも、この言葉は彼女が自分の言葉として言ったのだと思う。誰かが書いたシナリオのセリフでは無く。

小泉純一郎が、言っていることとまったく平仄があっている。17歳の感性と71歳になってからの経験に基づく気づきとが。

「そりゃそうだよ。当時は政治家も皆信じていた。原発はクリーンで安いって。3・11で変わったんだよ。クリーンだ?とんでもねえ、アレ、全部ウソだってわかってきたんだよ。電事連の資料、ありゃ何だよ。あんなもの信じる人はいまやほとんどいないよ。
安全なものは動かせっていうけど、それだって“ゴミ”が出るんだよ。原発を失ったら経済成長は出来ないって経済界はいうけど、そんなことないね。昔も“満州は日本の生命線”といったけど、満州を失ったって日本は繁栄したじゃないか。ピンチはチャンス。原発ゼロでも経済成長出来るってところをみせるんだよ」。

小泉の発言。二人で一つの番組で対談しているみたいだ。


小泉は「孤高の闘い」をするという。誰とも与しないという。心ちゃんは、どこかで“大人”に利用されているようにも思える。昔流行った言葉の「広告塔」のように。心ちゃんの「こころ」を大人は潰さないで欲しい。

しかし、この藤波心という小女は不思議な人だ。垣間見たブログになんと故郷初台の名前が登場していた。駅の写真も。

「東京・初台の、新国立劇場にて、舞台に出演まっ最中です。

舞台 “国家~偽伝、桓武と最澄とその時代~”

私の役は、大和に虐げられ、謀略で処刑されてしまう蝦夷の族長、アテルイの役。

実は、この物語は、遠く1200年の昔の物語であるはずなのに、今現在の日本と似ている面が多く描かれていてとても考えさせられる内容となっています。

私も、東北の人たち、原発事故でふるさとを今なお追われている人たちの事を
毎日想いながら、演じさせて頂いています」。

参ったな。塾で「東北学」を始めた時の一番最初の話は大和朝廷と蝦夷、アテルイ、モレと征夷大将軍、田村麻呂の話だったんだから・・・。
今、この国で、どこかで同じ事を考えている人がいるということ。

♪いえ、世間に負けた~~♪。そんな「平成枯れすすき」なんて歌が出来ないことを願う。

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