日米首脳会談、日米同盟の強化を確認。そんな見出しが躍る。
それってニュースなんだろうか。
そのために行ったのであり、当たり前じゃないのか。
犬が人を噛んでもニュースじゃない。人が犬を噛んだらニュースなんだ。
そんなことを言われていた時があった。
日米首脳会談をアメリカのメディアはどう伝えているのだろうかなと。
そん扱いの仕方含めて。
従軍慰安婦は、主語の無い人身売買という言葉にされ、沖縄の辺野古問題はんんら「変更」は無い。米軍基地の重要性をお互いが認め合う。辺野古移転が唯一の解決策と言う両首脳の認識の一致。
屈辱の日の夜の屈辱の再確認。オバマは“より柔軟に対処したい”と会見で言ったと言うが・・・。
共同声明とは、すでにして双方の事務方で出来上がっているもの。会談の内容は双方の広報担当がブリーフィングするもの。
その結果の記事は、双方の目論見通りっていうことであり。
たぶん、この会談の結果に中国は相当苛立っていよう。政権は陸上自衛隊員を数百名単位で沖縄の島に常駐させるという。
尖閣問題。中国をおびき出す作戦か。「強固な同盟復活」という。字面から見れば、中国は日米共同の敵となる。でも、アメリカは小ずるい。
ま、何にしてもだ。安倍は日本を取り戻したのではない。再びアメリカに譲り渡したのだとも。
すべてが“予想”の範囲。ニュースとしての価値は如何。
テレビ放送を巡って期せずしてNHKとテレビ朝日が、政権の意向に従ってしゃない処分を決めた。
その処分の中に、NHKの会長や幹部、テレビ朝日の会長、社長、役員の報酬カットというのがある。NHKは会長、理事の報酬を二か月10%自主返納だとか。
テレビ朝日も10%の自主返納だという。
彼らの年収は3千万とも4千万とも、それ以上とも言われる。その10%、たかだか一か月か二か月。何の痛痒も無い。処分の名に値しない処分。
しかもNHKは過剰演出なんてもんじゃない。完全にやらせ、虚偽報道なのに。
身近なニュースに目を向けてみる。
未だ持って原発の汚染水問題は解決を見ない。汚染源21件で更なる対策が必要だと言う。45件で更なる調査が必要だという。
「福島」は依然として、常に“疑惑”に晒されている。
凍土遮水壁の工事は山側で明日から試験を開始だという。
もちろん、この原発事故の後始末の事と、日米同盟とはおおよそが無関係だ。
しかし、犠牲のシステムとして成り立ってきた福島原発は、いまだにそのシステムの中に置かれている。
沖縄の怒りは倍増するだろう。同盟強化の中で進む、沖縄の“切り捨て”。
沖縄は日米安保の中にあって、まさに犠牲のシステムそのものだ。
日米会談、とりあえずのニュースを見聞きしただけでは、そのすべては語れない。
今夜か。安倍の演説は。それらも含めて、アメリカの世論を見て考えねばならない事だろうが。
ネパールのその後のことの方が気になる。
そして地球規模で起きているさまざまな天災のことが。
ニュースって何だろう。素人臭く考えるのが一番なんだとも。
2015年4月29日水曜日
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