最近よくあるんです。車の乗り降り時、家の出入り時。手にしているキーホルダーを落とす。ぽろっと手から滑り落ちるように落とす・・・。「あ、手ぼろけ、しちゃった」。つい言ってしまう。聞いた人は意味がわからないらしい。手から物を落とすことを手ボロケって言っていた。なんでか。よくわかりませが方言だとばかり思っていたら。どうも郡山ではないような。よく考えてみると山陰地方かも。誰かに教わった。というか使っていたのを聞いてそれを使い出した。まさか竹下登ではないとおもうけど。彼からはよく出雲弁を教わりましたが(笑)。
で、この「ぼろけ」「ぼろける」。郡山弁や東北弁に似ていると。郡山では落とすことを「ほろった」「ほろう」などと言います。財布ほろったとか。濁点があるかないかだけ。
そういえば昔、言語学者だったと思いますが、出雲弁と東北弁は訛りやイントネーションが酷似しているという話を聞かされたことあり。
出雲弁で人の悪口言うとき「だらくそ」っていいます。「だら」は小便のこと。「くそ」は、はい。そのまま。会津弁にも「だら」という表現があります。肥やしのことを言ったり。
方言の話はともかく。最近やたら起きる手ぼろけ。あと、シャツのボタンが留めにくい。飲料水のペットボトルのキャップがあけられない。要するに手先の神経が鈍くなっている。力が入らなくなっている。つかんだつもりの携帯電話を落とすこともしばしば。ライターを足の上に落として「イタイ!」って叫んだことも。脳の指令が指先に届いていないような。まいった、まいった。郡山弁では「あやまった」と。出雲弁では「よもよもダラぞね」。
寄る年波に抵抗中(爆)。