朝、犬を散歩させていると(もちろんゲンキの方)時々、濃紺の上下のジャンパー、作業着みたいなものを着た人達の一団に出会います。大きなポリ袋を持って、軍手、三又のような物持って。最初は警察官かと思ったり(笑)。捜索中の。
近くの会社の人達の近所のゴミ拾い。社員総出。自動車整備工場。15人ほどが二手に分かれて。
道ばたのポイ捨てゴミから田んぼの中に投げられたゴミまで、全部拾ってキレイにしていってくれます。それも嫌々ながらと言った表情ではなく嬉々としているよな。声掛け合って町内を一回り。朝8時頃の光景。始業前の一仕事なのか。
捨てるバカいれば拾う神ありではないけれど、近所ではこの会社の評判上々とか。そりゃそうでしょう。町内会の清掃は年に何回か。各家庭のゴミはそれぞれがちゃんと捨てても落ちてるゴミはなかなか拾わない。
ポイ捨て禁止という立て看板の下にまでゴミが捨てられている。田んぼの中には缶コーヒーの空き缶。コンビニ弁当の袋。などなど。
まさに田植えの季節。今朝も水が張られた水田に苗床が並べられていました。田んぼに稲が張られたらそれでも通りすがりの車からポイ捨てあるのか。休耕田のようなところをめがけるのか。
地域密着、地域密着。声をそろえていうけれど、実際に何をやればいいのか。非生産的ではあるけれど、ゴミ拾いなんてのは大いなる地域社会への貢献かと。
その会社、ここ5,6年は定期的にやっているとか。
ゴミ拾いの一団のあとをついていくだけで、その人達の背中から清々しい風が吹いてくるような。
五月という春でもなく夏でもない曖昧な季節の中で、曖昧じゃない人達と遭遇した喜び。