2010年5月26日水曜日

もののふの進退

武士と書いて「もののふ」と読む。


「武士(もののふ)の進退はある日、ある時、突如として決すべきもの。ひとたび言の葉に上れば威令これ行われなくなる」。そもそもは誰の言葉かは知りませんが、少なくとも佐藤栄作、竹下登という首相はこの言葉を好んで使っていました。政治家が武士かどうかはともかく、ある職にあるものの大きな「戒め」として名言だと。


サッカーの岡田監督。韓国戦に敗れ「進退伺い」をサッカー協会に出したとか。慰留されて撤回。きのうは選手集めて「あれは冗談だった」というような話をしたとか。目前に迫ったワールドカップ。進退伺い出したって誰も後任はいない。いるわけ無い。それを承知で「伺う」その意図は何って。選手の士気を鼓舞するためのパフォーマンスなのかどうかは知りませんが。サッカー日本代表に「侍ジャパン」って呼称がつけられてはいない。あれは野球だったんですが、戦いに挑む以上、総じて"もののふ"かと。


岡田ジャパン、果たして監督の威令これ行われるのかどうか。例え冗談にせよ「進退」を口にした人のもとで戦意はいかが相成るやと。


なにかと"辞任""退陣"が巷間一部取りざたされる鳩山総理。本人は気配すら示さず。そこへ岡田監督表敬。ツーショットの写真載せてそりゃマスコミは皮肉たっぷりのキャプション書く。


進退は口にせずとも鳩山くんの威令これ行われていないことは明々白々。瑞穂おばちゃん"怪気炎"。一人気を吐いている。ハトヤマ曰く。ハタメイワクだと(笑)。言ってないか(爆)。やはりハトメイワクか。迷いに迷って、惑って惑って。


「もののふの精神は清濁併せ呑むこと」。え、そんなこと誰か言ったかな。言ってないはず(爆)。


 



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