何故か今年の正月は「福袋」の話題がメディアを賑わしていたような。朝早くから行列作って売り場に殺到する光景。そんなにお得で必要な物なのかって(笑)。
とんでもない高額な福袋にも人気が集中したとか。280万円の坂本竜馬像とか180万で売り出した電気自動車とか。
とにかく大手百貨店の初売りは福袋を中心に好調。とらぬ狸が卯年なのに皮算用。「消費に明るさ出てくる」って。ほんとかいな。
で、この福袋とやら。歴史はかなり古く、しかもお得な買い物だったというが。昨今の景気状況からしてなんとも・・・・。たしかに構造不況に加えてマインド不況。消費者心理は冷え込んだままだというから。起爆剤になればそれは結構なんですが。
だけど、この福袋に群がる人達の心理。特に欲しい物があるわけじゃない。中身の見えない物を買う期待感と幻覚と賭博的心理に誘発されているのではと。殺到する姿は買い物を楽しんでいるようには見えず。落ちこぼれになるのを心配しているかのような。
宇宙人のジョーンズさんは言ってないけど、この星の中のこの国に住んでいる人達って、いま、とくに何かが欲しいという「目的」を持っているようでもなく、かと言って「特に欲しい物が無い」という満たされた社会にいるわけでもなく、欲しい物が実はわからなくなっているんじゃないかと。人が群がるところに付和雷同、一緒に”参加”していれば安心ってとこなのか。福袋買っても領収書がもらえるかどうかは・・・・(爆)。
でも、たしかに誘惑的なんです、福袋。開けてびっくり玉手箱なんて感覚。もちろん亭主は福袋買っていません。だって特に今必要な欲しいものって無いし。衣料品買ってサイズ合わなかったり似合わなかったりも当然あり。結局誰かに進呈ってことになるのがオチ。
流行言葉は嫌いだけど断捨離、だんしゃり(自嘲)。
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