2011年1月29日土曜日

”テレビ”が心配なのだ

いつの頃からだろう。テレショップ番組、通販番組がこんなに増えたのは。今も、そう午前十時を過ぎた頃からはテレショップだらけ。BSも然り。

CMじゃないんです。ちゃんとした「番組」にしている。解せない。健康食品あり、健康器具あり、ダイエットがどうだの、ひん尿にどうなのと。購買層と見たのか中高年ターゲット。

しかも登場人物はかつての有名女優・俳優。ちょっと人気の翳った若手や二時間ドラマの帝王(笑)。そして画面には小さい字幕で「効能は個人差がります」とか「個人的な感想です」とかの“法”の網をくぐらんばかりの言いわけ。健康食品、日本人は好きですな。つい手を出すんでしょうな。薬事法すれすれの宣伝。

これって番組なんでしょうかね。

続くテレビ業界の不況。広告料収入激減。コストカット。勢いテレショップ系の持ち込み宣伝”番組”にすがらざるを得ない。

番組としてそれなりの金かけてやるんでしょうからスポンサーにとってはメリットこれありなんでしょうが。

一時間の枠の中でCM量は何分と決められているはず。CM減って番宣増え。番組無くなってテレショップ。NHKにも増えた手前みその”番宣”。明らかに本編削っている。金返せ(爆)。

広告はその時代を映し出す一つの文化だ。はい、今でもそう思っています。CMのキャッチコピーはその時代を象徴していたし、時代をけん引していった。トリスを飲んでハワイに行こう。モーレツからビューティフルへ。

今、そんなコピーにはほとんど出会わない。

今年はデジタル放送に完全移行の年。テレビの変革期。されど番組の内容は劣化の一途。なんかテレビの近未来が心配なのです。

若者のテレビ離れも甚だしいとか。20歳代では25%がテレビを見ないとか。

いわゆる家庭の茶の間ってとこに入り込み、生活の主役となってしまったテレビ・・・・。これからどうなるのか、どこへ行くのか。若い人たちの意見を聞いてみたくなった。

そうだ、次回の粒々塾。テーマはテレビにしよう。「これからのテレビの話をしよう」ってことで。あはは、白熱教室のパクリじゃん。(笑)。

テレビについていろんな角度から塾生と”熟議”をしてみよう。どういうふうに投げかけるかな。設問を。あちゃ~~数日苦労するぜ(爆)。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...