いつの頃からだろう。テレショップ番組、通販番組がこんなに増えたのは。今も、そう午前十時を過ぎた頃からはテレショップだらけ。BSも然り。
CMじゃないんです。ちゃんとした「番組」にしている。解せない。健康食品あり、健康器具あり、ダイエットがどうだの、ひん尿にどうなのと。購買層と見たのか中高年ターゲット。
しかも登場人物はかつての有名女優・俳優。ちょっと人気の翳った若手や二時間ドラマの帝王(笑)。そして画面には小さい字幕で「効能は個人差がります」とか「個人的な感想です」とかの“法”の網をくぐらんばかりの言いわけ。健康食品、日本人は好きですな。つい手を出すんでしょうな。薬事法すれすれの宣伝。
これって番組なんでしょうかね。
続くテレビ業界の不況。広告料収入激減。コストカット。勢いテレショップ系の持ち込み宣伝”番組”にすがらざるを得ない。
番組としてそれなりの金かけてやるんでしょうからスポンサーにとってはメリットこれありなんでしょうが。
一時間の枠の中でCM量は何分と決められているはず。CM減って番宣増え。番組無くなってテレショップ。NHKにも増えた手前みその”番宣”。明らかに本編削っている。金返せ(爆)。
広告はその時代を映し出す一つの文化だ。はい、今でもそう思っています。CMのキャッチコピーはその時代を象徴していたし、時代をけん引していった。トリスを飲んでハワイに行こう。モーレツからビューティフルへ。
今、そんなコピーにはほとんど出会わない。
今年はデジタル放送に完全移行の年。テレビの変革期。されど番組の内容は劣化の一途。なんかテレビの近未来が心配なのです。
若者のテレビ離れも甚だしいとか。20歳代では25%がテレビを見ないとか。
いわゆる家庭の茶の間ってとこに入り込み、生活の主役となってしまったテレビ・・・・。これからどうなるのか、どこへ行くのか。若い人たちの意見を聞いてみたくなった。
そうだ、次回の粒々塾。テーマはテレビにしよう。「これからのテレビの話をしよう」ってことで。あはは、白熱教室のパクリじゃん。(笑)。
テレビについていろんな角度から塾生と”熟議”をしてみよう。どういうふうに投げかけるかな。設問を。あちゃ~~数日苦労するぜ(爆)。
2011年1月29日土曜日
“チェルノブイリ”異聞
ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...
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新しい年となった。雪の中だ。 良寛の詩作を引く。「草庵雪夜作」の題名。 回首七十有餘年 首 ( こうべ ) を回(めぐ)らせば七十有餘年 人間是非飽看破 人間の是非看破(かんぱ)に飽きたり 往来跡幽深夜雪 ...
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