2011年1月10日月曜日

「最近の若者・・・」

きょうは成人の日だそうで。成人になった人は124万人。人口の1%にも満たず。この国の人口構成はとっくにピラミッド型ではなくなっている。

確かに。若者の居ない国って「いびつ」ですよ。

そして、その若者たちは、どう思って今の世をいきているのか。それこそ二十歳か二十一歳。大学3年生がもう就職活動をしているという。就職活動のために勉強する時間が無いという。大学って勉強するところ。就職あっせん機関とは違うと思うけど。大学4年制をとっているなら、せめて4年の半ばまではしっかり勉強してもらいましょうよ。させてあげたい。

そうはさせないのが企業、経済界。昔流行った言葉の一つに「青田刈り」ってのがあったけど、今は青田どころか稲になる前から刈っている。コメが出来るわけないじゃん(爆)。まともなコメが。

「若さと言う物は若い者が持っているにはあまりにももったいないものだ」。誰かが言っていた言葉。

その「もったいない」ものを若者はどう使っているのか。使えるのか。

「最近の若者は・・・」。いろんな意味で年寄りは、大人は、こう言って若者を非難する。自分もちょっと前までは“若者”だったのに。

政治には無関心だった若者が、今はそれなりに積極的に政治についた発言していたり。サンデル教授の白熱教室に参加した若者たちの議論、意見には頼もしささえ覚えたり。

企業の採用担当者は異口同音のように今の若者はコミニュケーション能力に欠けるという。そうだろうか。ちゃんと意見を持っていると思えるのだが。

都会の孤独に埋没してしまっているだけじゃない。早稲田の斎藤祐樹くんじゃないけれど「仲間」意識を持っている人たちだって多いようにみえるのだけど。

亭主が二十歳の頃。将来どんな職業につくかも漠としていた。何歳まで生きるかも考えてみたことなかった。何も考えずに今に至り・・・。

安保反対を叫んで暴れまわったような若者はたしかにいなくなった。エネルギーは感じられなくなった。それは決して彼らのせいではない。

とにかく。1%未満の若者にこの国の未来を託さなければいけないということ。それだけは事実。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...