大雪で孤立した地域はまだ解消されていない。孤立した部落は多々ある。派遣された自衛隊員は必死の作業を続けている・・・。
郡山でも幹線道路の除雪は一応出来た。しかし、一歩脇道に入ると悲惨な状況だ。除雪は手付かず。凍りついた雪はいかんともし難し。ハンマーや鉄のスコップで氷になった雪塊を砕く高齢者・・・。
我が家の前は農道。除雪の対象にはなっていない。陽の当たらないところはツルツル。今朝、出がけにその道を疾走してくる多いなワンボックスカー。停まる気配も無し。やむなく車をバックさせて譲る。挨拶も会釈も無く、よろよろしながら走り去っていく白いワンボックス。運転しているのは30代とおぼしき女性。通り抜けに使っている。なんと、いわきナンバー。あまりにも不作法。その道は抜け道としてあるのではないはずだが。
除雪にもいろいろ問題がある。今朝、国道4号で女性がひき逃げされた。歩道は除雪で雪が溜まり、歩ける状況ではない。除雪された車道を歩いていてはねられたらしい。先を急ぐ車は歩行者への理解が全く無い。いたるところ歩道は歩けない道なのだ。
その歩道の雪を除雪するにはもう人力では限界。車道の雪が積まれているから。
郡山市は除雪車が足りない。市は呼びかける。除雪機器を持っている業者への協力を。しかも雪の捨て場が確保されていない。せめて子供の通学路を確保と親が動くが人力では限界。そんな光景がまだまだ続く・・・。
政府はやって昨日になって災害対策本部を立ち上げた。遅きに失したとはまさにこのこと。そして安倍は相変わらず、全力を挙げてということだけを官僚が書いた紙を読み上げている。
あのNHKでさえ、どうにもならない状態のニュースでさえ、さすがに昨夜の見出しは「早めの対応」だった。政府の対応が遅いとあからさまには言えないのか。でも、言外にそれを言っていた。
「降るとみば、積もらぬ先に払えかし、雪には折れぬ青柳の枝」。会津藩主、蒲生氏郷が秀吉の勘気を蒙って自害するときに、千利休の後継者、会津にかくまわれていた千少庵が送った句。
辞世、返歌はともかく、「積もらぬ前にはらへ」。早めの対応をしていれば、今回のような事態は避けられたはず。
真実はなへんにありやはわからないが、見聞きした範囲では、埼玉県の上田知事は秩父市からの自衛隊派遣要請に対して「自衛隊が無理だと言っている」として要請を断った。今は出動しているらしいが。
秩父の除雪にいち早く向かったのが新潟県の業者。新潟県の要請で。その要請があった中、埼玉県知事は、県職員と共に、県職員のチームが優勝した「ゲーム大会」のイベントに参加して笑顔満面だった。
上田知事はその政治遍歴には多少の違いがあっても安倍の同調者。
昨日の釈明会見。
「自衛隊員も無尽蔵ではなく、ましてや便利屋でもない。人命に関わることである以上、対策を大きくとることは当然であるが、それは自らの責任を全うする前に他人に任せることと同義ではないと考える」。
どう理解すればいいのだろう。
雪国新潟県の大雪対策は万全だ。福島県にも応援の除雪車を提供してくれている。たぶん、その道は、川俣町を通り浜通りに抜ける道。かつて毎日自衛隊車両や警察車両が毎日通っていた道・・・。地元の子供が「ごくろさま」と書いた紙を持って車両に感謝の意を表していた道。
この国に危機管理ってどうなっているのだろう。自治体の危機管理ってどうなっているのだろう。
「危機管理能力」、それは原発事故後、あれだけその不甲斐なさを指摘されていたのに。
安全なところにいる人には、“青柳の枝”の喩は通じまい。大木だと過信しているのだから。
2014年2月19日水曜日
“チェルノブイリ”異聞
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