2012年6月6日水曜日

「吉田昌郎所長」が気になる

東電の事故調、政府の事故調、国会の事故調、民間の事故調。原発事故をめぐり、いろんな調査委員会が出来、関係者の聴取が行われているが。

すべてに隔靴掻痒の感あり。たしかに、例えば菅にしても枝野にしても、東電の会長にしても、当事者ではあるが当事者ではない。

1号機の電源喪失から始まって、次々と起きた爆発事故。その対応。一番の当事者は第一原発の所長だった吉田昌郎のはず。

去年、突然病状を悪くし入院。その後どうしているのか。やはり気になるのです。

彼が「証言」しない限り、だれが嘘を言っているかも含めて、“検証”なるものの本質には届かないと。

新聞では小さく報じられている4号機の第二次冷却装置の故障。一昨日のこと。復旧できたのか。事の大小問わず、まだまだ問題山積の福島原発。

東電の最終報告書には、「初期対応は困難だった」と書かれる見通しとか。へ理屈言うようだけど、困難だったのは対応ではない。決断が無かったこと。海水注入しておけば連鎖のような爆発は防げたかもしれない。素人目にはそう映る。

「人よりコンクリート、人より原発機器」。そんな思惑あったのではないかと今更ながら。

当時の現場の事情を語れるのは、本当の事を知っているのは、本人が嘘さえいわない限り、吉田昌郎以外にはいないのに。

病状を知っている人はいるはず。東電は知っている。しかし、それを明かすことは無い。

気になるんです。どうしているかが。是非出てきて本当の事実を、様子を話して欲しい。

国政調査権を持っている国会事故調は声掛けしたらしいが断られたとの事。もちろん東電に。

東電にとっては彼はもはや「ペルソナノングラータ」。好ましからざる人物とされているのか。

少なくとも、オフサイトセンターは機能しなくなっても、免震重要棟なるものがあって、そこに吉田がいたから、もしかしたら、事故は今の程度だったのかもしれない。そんな風にも思える。

大飯にはオフサイトセンターも、免震重要棟も無いと聞く。原子炉そのものが“安全”だと言っても、福島にさえあった施設。それが無いのに再稼働って、こりゃ何じゃいと。

その重要性や必要性を語れるのも吉田所長。

キーパソンが抜けている事故調査、検証。関係者が自己弁護に走るだけのもの。仏作って魂いれずの例えじゃないけれど、やはり意味をなしていないのではと。

どこでどうしているんだろう。気になって仕方がない。快癒祈るのみとしか言えないのだけど。

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