2012年6月11日月曜日

「起動」か「稼働」か

テレビをながら視聴していると・・・
「オウム逃亡犯のキセキを追いました」という声が。え???。
オウムが何か奇跡を起こしたのかって。いやそれは軌跡だったのですが。もしろん。
日本語ならではの難しさ。

大飯原発の再稼働問題。過日の記者会見で野田は「再起動」と言っていました。何回も。
彼の頭の中では再起動なんでしょうね。どうもパソコンぼけをこいている者としては再起動っていうと、電源を切る、再起動の選択用語に聞こえてくるし。パソコン不具合の時は再起動かけろって教えられたし。

テレビに出てくる人たちの中にも再起動っていう人が時々いる。ちなみに辞書。最近買った岩波国語辞典。
起動――動きを起こす、特に発電機、電動機、タービンなどが運転を始めること。
稼働――稼ぎ働くこと、機械を動かすこと。

世間では再稼働で通っていることを、あえて再起動って言うのは・・。確信を持って使っている再起動。
勘ぐれば、下衆の勘ぐりすれば、単に発電機を再び動かすことと認識させたいのかと。稼働じゃカネを稼ぐってことになるからか。凄い言語力ですな。

でも、やはり再稼働の方がしっくりする。「原発」はあらゆる意味で、カネを稼ぐってことにつながっているんだから。

野田の再稼働にあたっての福井県すりより、ごますり会見。
テレビは地元住民のインタビュー。その中に一人、可愛い綺麗な女性。「え~~、そんなこと首相が言ったんですか。福井県に敬意なんて、いや~~感激します。有難いです。気にしてもらって」。絶句でしたね、これには。

テレビのインタビュー、数多く撮ってネタになりそうなものだけ放送ってのが常套手段。なんで、こんな意味無いインタビューを電波に乗せたのか。その意図を考える。ま、いいか。どうせおバカなテレビのワイドショーなんだから。

いみじくも野田が言った。「国論二分」。たしかに、是か非かの二極対立論でかたるべきものではない原発問題だが。福井県だって県論二分でしょうな。県議会も割れているようだし。

原発問題。何を基準にして考えるか、何に立って考えるかによって、発言は変わる。

国会の事故調査委員会の黒川委員長も言っている。「委員会の結論も待たずに再稼働言うのかいかがなものか。国家の信頼のメルトダウンが起こっている」と。
その黒川をさえ、自民党の手先という人もいるけど。

原発立地県の新潟。泉田知事は論旨明快。
「福島原発事故はいまだ収束しておらず、事故の検証も進行中であり、換言すれば、意思決定過程や組織のあり方なども含めた事故原因の特定も行われていません。事故原因が特定されなければ、対策を講じることができないことは自明の理であり、専門家である原子力安全委員会も班目委員長が安全を確認していないことを明言しています」。

そうなんです。あの「デタラメ」のほうがまだましというこの体たらく。

泉田知事、さらに踏み込む。
「このような状況下で専門家でもない総理が安全性を確認できるはずはない。電源が失われなくても、炉心冷却に失敗すれば、大惨事になる。そういうことが福島の教訓であることを無視している。新たな安全規制機関も未設置であり、万が一の事態が生じた場合の対策も固まっていない中で、“安全を確認した”と表明することは、新たな「安全神話」を創造することとなる」とも。

まさにその通りと。

もし大飯で・・・・。その時は、この国は再稼働も再起動も出来ない。

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