2012年11月16日金曜日

どうするんだろう、こんなに多くの政党があって。

さてさて今夕衆議院は解散。国民は冷めているかどうかはいざ知らず、永田町とマスコミは選挙モード一色になるのであります。
解散の朝、きょう午前中、ちょっとだけ「仮設」に寄ってきました。快晴。洗濯ものが並んでいるところも、窓が開いていないところも。

“庭”に面したガラス窓を開けて、窓際に腰かけて、おじいちゃんが「ひなたぼっこ」をしていました。なんか「絵」になる光景でした。写真を撮りたいと思いました。でもやめました。仮に、それを撮っても、それについてのコメントやキャプションは書けないと思ったから。

陽だまりの佇むおじいちゃんの姿は、選挙とは無縁のように見えました。
その事を聞いても「関係ねえ」と答えが返ってくるように思えたから。

「永田町は慌ただしさを増しています」。テレビのアナウンサーもやや興奮気味です。

もしかしたら、政党間での合従連衡や浮足立った議員さんたちの姿を見ながら、野田クンはひとりほくそ笑んでいるのかもしれないのです。
「死中に活を求めた」とか「不毛の政争に区切りをつけた」とかの思いで。

それにしても、国会と言うところは摩訶不思議なところでございますな。
何日間も、何年間も費やして結論の出せなかった諸々のことを、それこそ碌な論議もしないで、どさくさまぎれのように次々と法案を通してしまう。やれば出来るのにやらなかったってこと。不作為の証明かとも。

慌ただしいのは永田町だけではない。マスコミも大変でしょう。選挙本部を作り、動員をかけ・・・。体制作りに懸命なはず。

なんとなく気になる今後の選挙報道。第三極がどうたら、こうたらで、なんと今のところは、政党数は15になるはず。公示までにどうなるのか。

テレビはワイドショーも含め、特番含め、連日選挙報道ということになるでしょう。政党間の討論もやらねばなりません。それが不毛だと言ってしまえばそれまでですが。
スタジオに15の政党の代表が顔を連ねる。さてさて、大きなスタジオでないとさばけない。司会者も大変だ。どう仕切るか。

単純計算。各党3分ずつ喋っても、45分かかる勘定。大政党であろうと少数政党であろうと、一応は「公平な時間の配分」が言われているのですから。

各社の“思惑”はどうであるにせよ、選挙に関しては公平公正な報道が求められる。ということになっているんです。

来月16日に向けてどんな選挙報道が展開されていくのか。苦労のほどがしのばれますな。“誘導”だってきっとあるでしょうに。

いいな、無役の余されモンの元テレビ屋は。勝手な事を言っていればいいのだから。いいでしょ。酒を出さない、ベロだけ出している居酒屋の亭主なんだから(笑)。

今日はとりあえず前振り。これから、折に触れて言いたいこと言わしてもらいますよ。正論、暴論、愚論、さまざま織り交ぜて。

衆院本会議場には、恒例の「ばんざい~~~」がこだまするのか、白けきっていて、声も無いのか。

蛇足ながら・・・。「万歳」って言うのは天皇陛下、天皇家に対して、それが万年も続きますようにという願いを込めた言葉。その他に皇族には「千歳」っていう言い方もあったとか。

解散もバンザイ~~。当選してもバンザイ~~。選挙用語では無いはずなんだけど。

“チェルノブイリ”異聞

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