2014年8月14日木曜日

安倍晋三クンの「夏休み」

お盆休み、夏休み。もちろん結構なことなのですが。それがあるから働かないといけないって人もいる。

安倍が長期の夏休みをとっている。新聞の片隅に載っている首相動静。日程的にはとてもじゃないが過酷だ。ゆっくり休んで英気を養う。そんな状況では無い様だ。

いちいち人の動静にとやかく言うのも大人げないと思うのだが。

山梨の別荘ではゴルフ。それも結構。気晴らし必要。でもね、首相がゴルフ場に行くっていうことは大変なことなのだ。

警備。

クラブハウスにはおそよその場に不似合いな警護の警察官がいる。
コースに出れば前後2ホールは空ける。

コース内の木立にはプレーする人ではない人。そう護衛さんがあちこちに散らばっている。

とにかく首相が動けば何十人の警察が動く。所轄も含めて。

山口入り。お盆の季節、選挙区に帰ることを「田の草取り」と永田町用語では言う。田んぼのお手入れ。票田のお手入れ。
お手入れには余念が無いらしい。支持者、後援会を回ること、回ること。夜は花火大会。

黒服の警察はその場の雰囲気にそぐわない。

明日は戦没者追悼式に参列する。

官邸の主が不在の中、なぜか内閣府はGDP国内総生産の速報を発表した。うまいタイミングだ。永田町に人はいない時期。
そうだろう。成績よろしくない。年率6,8%の減とくれば。

担当大臣は登庁してか。安倍も選挙区で。
「想定の範囲」だと受け流す。

いや、想定内だったら、アベノミクスとやらを、消費税増税時に予測できることとして言っておいてもよかったのだが。

このGDPの急減、日本経済にとっては大事(おおごと)なんだと思うんだけど。

ロシアが北方領土で軍事演習。大がかりな。事前に情報は入っていたが、遺憾だの到底受け入れることは出来ないなどと言っても、やられてしまったのだ。

“ウクライナ”問題で、欧米の意向に必ずしも追随せず、プーチン訪日を念頭に置いてのすり寄り。されどプーチンは見事、柔道の技。肩すかし。安倍が真っ向から立ち向える相手ではないということ。

プーチンの訪日は絶望的とも言われる。

かくなることを「外交音痴」と呼んだ。

明日、安倍は靖国に行くのか。英霊に尊崇の念を表するために。行かないだろう。いや、行けない。

英霊への尊崇の念が彼の精神的支柱だったら。夏休みを利用して、どこへ行くべきか。

ルソン島、サイパン、パプアニューギニア、硫黄島・・・。そう、まだ骨のまま埋まっているさまざまな英霊に尊崇の念を表しに行くべきではないか。

埋まったままの骨があるのだ。かの地には。天皇皇后両陛下が、サイパンの海に黙った静かに頭を垂れたように、慰霊の旅に行くことが安倍の心情に沿ったものだと思うのだが。

30年以上前か。硫黄島に行った。壕があった場所にはいまだ、人骨があった。硫黄の匂いの中に、骨が焼かれる匂いをかいだ・・・。
かの地に「捨てられた」ものは、彼の念頭に無いのだろう。体験していないことは。頭の中の「靖国」にしか、彼の戦争は無いのだ。

捨てる、棄てる、忘れる。それは「福島」にも当てはまる。福島に来て、“復興”なるものが遅々として進まないことを詫びてもいいのではないか。一国の宰相であるならば。山口の花火にうつつを抜かすのなら、いわきの花火大会に来たっていいのじゃないか。

当店、からから亭、年中無休を継続中。夏休みは返上なり。

毒を吐きすぎているからかもしれない。腹の虫がご機嫌斜めだ。30度超えの表に数回。冷えた店にもやむおえず立ち寄る。それのせいだろう。
厠にこもること何回だったか。そこでの所要時間、数時間なり。

連日、昼も夜も、そこそこの高級店での外食三昧。よく腹を壊さないものだと、彼の強靭な体力に感服する次第にて。

どうやら夏休みの宿題もため込んだのかな。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...