2011年11月16日水曜日

不自由な言葉たち

震災後―。流言飛語をはじめとして、ネット上ではいかがわしい言葉が飛び交い、言葉の暴力が・・・。
そして「死の町」や「バカな奴」発言が指弾され、攻撃対象とされた東電や政府への罵詈雑言。

「福島切り」なんて言葉もあるらしい。日本人は「差別がお好き」とも。なんとかいう俳優?はヒステリックに叫んでいるとか。先日行われた福島路を走る東日本女子駅伝を。若い女の子を死なせるのかと言わんばかりに。側溝走るんじゃないですよ。吸う空気は地上1,5メートル以上。0、いくつマイクロシーベルト。しかも数時間・・・。

そんな奴らをテレビは出演させ、ともに「風評被害」をまき散らしている。テレビは風評の発信地だとさえ言いたくなるのであります。

テレビを見ていたら、楽天の前監督の野村克也さんが、選手の育て方とか選手と監督の関係について話していました。その時の野村監督の弁。「放送禁止用語で言えないが・・・」。何だろう。話の前後の脈絡からして「あきめくら」と言いたかったんじゃないかと。

たしかに「めくら」は視覚障害者にとっての差別用語とされ、放送禁止用語とされていましたが。なぜ禁止用語を、自主規制用語をつくるのか。ある種の団体からの抗議が怖いからなんです。
大学センター試験が始まった頃使われた「足切り」。これもいつの間にか禁止用語に。
あげく、交通機関の乱れ。「何万人の足が奪われた」。これもダメ。足を奪うってのはダメ。

被災地には「部落」があった。みんな部落と呼び合っていた。自分の住む部落を誇りに思っていた。でも部落という言葉は使えない。禁止用語。被差別部落問題、同和の余波。

たぶん、マスコミは「地域」とか「地区」とかという呼称を使っているだろう。

盲蛇に怖じず。諺がある。これ使えないのか。盲判、メクラバン。これも駄目なの?

めくらーと入力してもパソコンは変換してくれない。「もう」と入れたら出てくる盲の字。

放送禁止用語、差別用語。だれがどういう基準で決めるのか。言葉は生き物。使う人に「差別」の意識があるかどうか。

意思を通わせ合う言葉が不自由だ。「福島はダメ」「福島切り」。差別用語は、放送禁止用語はどこにも含まれていない。だけど、度し難い最大の差別用語だとおもうのですが。

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