2011年11月3日木曜日

「囲い込み」

岩手・宮城の津波被害による瓦礫の処理が進まない。どこもその処理を引き受けてくれないから。やっと東京都が。都知事の“英断”ということか。
どんどん引き受けますよというけれど処理能力には限界あり。

他の地方自治体。皆、二の足踏んでいる。いったんOKしながら、やはりダメとか。

瓦礫の中に放射性物質が含まれていないかどうかが問題だとか。ばかばかしい。ちゃんと二重、三重に測っているんだよ。

「国がちゃんとした指針をしめしてくれないから」。自治体担当者の言いわけ。市民が納得してくれないから。納得してもらえるよう説得するのが“仕事”でしょ。

多くの瓦礫が野積み。囲い込み。

原発は事故処理の囲い込みにまたまた“失敗”した様子。キセノンとかいう物質が検出されたとかで「再臨界」と報じられ、振り出しに戻るの感あり。
そのマスコミの扱いの大きさ。
再爆発起こしそうな勢い。
で、とにかく東電発表。再臨界ではなく自発核分裂だとか。とにかくあそこは早く囲い込まないと。
福島県の除染。進まない。なぜか。はぎ取った土の持って行き場が無いから。県内でさえ嫌がる。囲い込まれた仮置き場の汚染土。

持って行き場がないから除染出来ない家も。

仮置場。中間貯蔵施設。最終処分場。目途がたたないまま。目途が立つわけない。

「放射能との共生」。日本人である以上うけいれなければならない現実なのに。

「国」という漠然とした、相手が見えない目標に対してその責任を言い募っていてもことは解決しない。

これからずっと、「汚染土」は福島県という行政区画の中に囲い込まれるのでしょう。しかし、その県内だとて。すでにはじまっている持ち込み反対運動。
除染じゃない。移染なんです。移染しての囲い込み。

民主主義国家というのは、こうした重大事があると、「エゴ」が突出。ボールの投げ合いかと。

原発20キロ圏内。飼われていた大量の牛が“捕獲”されて、柵の中に囲い込まれている。餌は与えられているが、もうその牛は、人間にとって本来の牛ではなくなった。使命を果たせず「囲いこまれた牛」は何を思っているのか。

あれから間もなく8カ月。何が進んで何が進んでないのか。進んでないことだけが目立ち。

やがて漂うかもしれない徒労感に、被災地が襲われることを恐れるのですが。

“チェルノブイリ”異聞

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