2011年11月28日月曜日

大阪と福島と

大阪のダブル選挙。維新の会が圧勝。新しい知事の知名度は低く、新しい市長の名前は全国区。市長が知事をリードして「大阪都構想」なるものを実現させるとか。

この都構想、大阪の人もよくわかっていない。TPPのように。ダブル選挙、要は「人気投票」だったのか。大阪府民、大阪市民が強いリーダーを求めたことの結果か。「独裁」を標榜しても、それを「否」としないほどの閉塞感が大阪にあったということか。

もし「独裁」が敢行されたら誰がチェックする、阻止するってマスコミは言っているけど、それはあなた方のお仕事でしょ。

強いリーダー。やはり時代の要請か。今朝の週刊誌アエラの広告にあった。
「ブータン幸せ、大阪府市合わせ」。なんか久々合点がいくコピー。幸福度最下位だった大阪。橋下くんがわめいていた、それからの脱却。「府市合わせ」で幸せ度上がるのか。

大阪にも福島県から「避難」している人たちがいます。住民票移してないから選挙権はないけれど、この選挙どう見たのか。どう思ったのか。なんでもいい、大声で物をいうリーダーが欲しいと思ったか。

伊丹空港から大阪市内につながる高速道路。大阪市内の中心部に行く時降りるインターチェンジは「福島」。大阪にも福島という地名がある。彼我の「福島」の関係は知りませんが・・・。

昔から大阪は「商人の町」と言われてきました。「大阪商人」。その商人たちが選んだ新しい政治体制。全国にどう波及していくのか。既成政党はその存在意義を問われているのか。早くも大阪にすり寄る魑魅魍魎的な政治家たち。

今朝の朝日歌壇。「福島を“負苦島”にして冬が来る 汚染されたるまんまの大地」。福島市の人の投稿。苦しみを背負った島か・・・。

「不苦島」にならないかな。苦しみの無い島。無理かも。浮かんでくる四苦八苦の言葉。八苦の一つ。求不得苦。求めても得られない苦しみ。

被災地には四苦八苦がすべて「存在」している。生老病死からはじまって、愛するひとと別れなければならない苦しみ、愛別離苦まで。

あ、通販生活買ってきました。なんと180円。読み応えあり。しかも付録付き。安い、安い。つまらん週刊誌買うなかれと(笑)。読破には数日かかりそう。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...