2011年11月7日月曜日

落ち葉炊き・・・

きのう、近所のご主人が庭の落ち葉を一生懸命集めて袋に入れていました。
庭掃除なんですが。

きょうは木枯らしまでとはいかにものの、風があります。枯れた街路樹。落ち葉が道路を舞っていきます。どこへ行くのか・・。

子供の頃は、それこそ唱歌にもあったように、これからの季節は落ち葉炊きの季節でした。落ち葉を集めてのたき火。たき火の中には焼き芋。

そんな光景はみられません。落ち葉のたき火が「禁止」されているのかどうかしりませんが。

樹も葉も土も。みな汚染されているという認識の中で。行き場を失っている。
「落ち葉が堆肥となるように・・・」。土に落ちたワクラバは雨に打たれ、人の足に踏まれ、腐葉土となる。それが、やがて新芽を出す。
落ち葉には落ち葉の使命がある。
この自然の「摂理」が、これからは壊されてしまうのか。


「風立ちぬ いざ生きめやも」。堀辰雄のこの一語をどう読めばいいのか。
落ち葉に送るエチュードに聞こえる。

「風立ちぬ 今はもう秋 きょうから私はこころの旅人」。昔流行った松田聖子の歌。

その歌を聞いていた亭主も今や濡れ落ち葉。だけど、いろんな風に巻き込まれず、風に流されず、オバカな世間の風は聞き流し、寒立馬のように、この地に立ってます。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...