2011年11月11日金曜日

’11・11・11.8カ月

別にどうでもいいことだけど、100年に一回は来る「1」が並ぶ暦。
そして、あの日から8カ月。

“ほぼ日刊いとい新聞”というサイトをやっている糸井重里さんが言っている。
「誰に言うものなのか、よくわからないのですが、この3月に、ほとんどの人たちが、「この痛みは、みんなで分けよう」と思ったはずです。その覚悟が薄められていかないようにと、ぼくは、しつこく東日本大震災のことを言っていきます」。

びっくり。嬉しい。亭主の心情とまったく合致しています。しつこいかどうかはともかく、亭主も8カ月書き続けてきました。

それは、ひとつの「覚悟」だったのかもしれません。

きょうに合わせるように政府にあった一つの会議が消えました。「復興構想会議」。菅直人得意の思いつき会議。結局、何の意味があったのか。「会議詐欺」と命名。

出来た時、亭主もその会議そのものやメンバーをここごとくけなしました。
何の意味もない会議や集まりをどれだけ作り、やってきたのか。

最期の会議後に委員から続出したのは「政府の意思決定、復興策の実施が遅すぎる」という声。ある委員は「与野党ともに復興最優先と言っているが、実行が伴っていない」だったとか。

会議のメンバーになっていた以上はおまえらも同罪って。政府が悪いと言っていれば事足れりとする風潮がこの会議にもあった。被災県の知事だって加わっていたのに。

TPP騒ぎでのここ数日。問題の本質の論議ではなく、一日延ばしたことへの文句。国会もマスコミも。

騒ぎをよそに、今日の閣議で決まったという「除染対策関係閣僚会議」とやら。
お願いだからほんとうに機能してください。
そして伝えられた静岡県の市町村会の瓦礫処分受け入れ決議。東京都につづいて静岡も。県の決定ではないけれど。
こんな動きは広まって欲しい。全国に。苦しみや悩みの「共有」と「シェア」。
シェアはフェイスブックだけの「用語」ではない。

朝日新聞福島総局の記者の「つぶやき」。拝借。

静岡県の市長会と町村会が、被災地のがれき受け入れに前向きに取り組む共同声明をまとめました。川勝知事が「他人事ではない。何とかできないか」と要請。ありがたい話ですが、でも、放射能が少しでも検出されたら駄目なんでしょうね… 。

駄目なんでしょうね・・・とは何たる言い草。こういうのも、一つの風評被害のもとになる。
「少し検出されたとしても断固やって欲しいもの」。そんなこと言えないのか。

ツイッター上に散見される現場の記者の「つぶやき」「感想」にも激しく違和感感じる。

官邸記者は連日ぼやく。「ぶらさがり、問いかけに応じない。国民との直接対話避けている」って。くだらない。

パケット通信料の無駄じゃ。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...