“その言葉を面と向かった聞いて私は絶句した。「もう、のぞみはありませんよ」。ところがその人が言った。「のぞみはありませんが、ひかりはあります」。それを聞いて私は感激した。それを言ったのは新幹線の切符売り場の駅員さんだったが”。
クスっていう笑いはいいですね。こ話は被災地でももしかしたらウケルかも。
東北の瓦礫めぐってもめている。いったんは受け入れ決めた自治体も続々“拒否”へ。
「自治体の苦悩もわかる」みたいな朝日官邸記者のつぶやき。
都知事がちょっと見たテレビで吠えていた。「ちゃんと測定してもっときてるんだ。危険なわけないだろ。住民の反対・・・黙れって一喝してやればいい」。この男時々良い事言う。
早速取り上げた朝日の川柳欄。
「ときどきは善いこともする都知事さん」。
その石原都知事について田原総一朗と猪瀬直樹が対談している。「本当はあおの人は面白いひとなんだ。時々余計なこと言うけど。作家として自分の言葉を持っている。よく本を読んでいる。自分の言葉を持っているひとはぶれない」。そんな評。
自分の言葉を持った宰相にずっと出会っていない。ずっと、ずっと。
ずっと言葉にこだわってやってきた亭主主宰の塾。もっともっと「言葉」について話し合っていかなければ。
塾の最初の講義のテーマは「初め、言葉は思想だった」。
川柳欄のもう一つ。福井原発めぐる「匿名寄付金」。「本気ならタイガーマスクと書いたはず」。うん、これも戴けた。
そして、かたえくぼという欄。「ギリシャ支援」。憂慮圏です~ユーロ各国~。庶民の言語力高し。
2011年11月5日土曜日
“チェルノブイリ”異聞
ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...
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新しい年となった。雪の中だ。 良寛の詩作を引く。「草庵雪夜作」の題名。 回首七十有餘年 首 ( こうべ ) を回(めぐ)らせば七十有餘年 人間是非飽看破 人間の是非看破(かんぱ)に飽きたり 往来跡幽深夜雪 ...
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そう、あれは6月の初めだったか。 急に視力が悪く、パソコンの画面が見え難くなった。 脳梗塞で入院した時、最初に診察してくれた当直の麻酔科の医師が「白内障が出てます。手術した方がいいですよ」と教えてくれていた。 その後転倒して、それも二回。 CT 検...