ビッグパレット脇にある富岡町と川内村の住民が住む仮設。車のある人は、数キロ先のスーパーなどに買物に行っていましたが。
原発難民は買物難民でもある。車も無く足の悪い高齢者の方も見かけていました。
その仮設の近くにコンビニが出来ました。セブンイレブン。店舗は「仮設」。プレハブ。でもそこそこの品ぞろい。
店舗の前には、それを建てたであろう建設会社のテントがはってあり、ボランティア活動の様子。
住民からは近くに出来たセブンイレブンに「助かった」と歓迎しているようです。
いわき市にも仮設の商店街が出来、岩手の釜石にも仮設商店街が出来た。商店街は人の交流にもつながる。
そして、セブンイレブンのよる移動販売車「セブン安心お届け便」というのも出来ている。販売員と客との間に新しいコミュニケーションが生まれている。
震災によって生まれた新しいビジネスモデル。大手スーパーも参入するとか。
「生活インフラ」。収益性は少なくても企業としての一種の使命感。
そして甦ったような「御用聞き」。商店街と住民との間をとりもった御用聞き。
そこには「会話」が生まれる。やがて人の消息にまでつながるかもしれない。
ビッグパレットの近辺、仮設の周りは夜は暗い。仮設のコンビニの灯りが、そこに暮らさざるを得ない人達のちょっとした支えになってくれればいいのだが。
店員さんが明るい笑顔で接客してくれれば、束の間、「普通の暮らし」の感覚が取り戻せるかもしれないし・・・。
高齢化社会。首都圏郊外でも、「買物難民」のために、移動販売車が走りはじめているという。
コンビニ業界、捨てたもんじゃないと。
2011年11月20日日曜日
“チェルノブイリ”異聞
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