2015年2月18日水曜日

「さすがテロ政党」という野次

昨日の衆院本会議での代表質問。共産党の志位委員長の質問中に「さすがテロ政党」という野次が飛んだ。共産党はテロ政党だというのだ。

産経新聞の記事にはこうある。
“ 共産党の志位和夫委員長が17日の衆院本会議で代表質問した際、議場から「テロ政党」とのやじが飛んだ。共産党は問題視し、林幹雄衆院議院運営委員長に事実関係の究明を申し入れた。
 問題のやじは、志位氏が過激派組織「イスラム国」による邦人人質事件に関する認識や、テロ組織をどう解体に追い込むかを安倍晋三首相にただした際に飛んだ。「さすがテロ政党」との内容だった。
 共産党によると、どの位置から声がしたか、はっきりしなかったという。やじが聞こえなかった共産党議員もいるといい、議場は一瞬ざわついたが、混乱は起きなかった。“
昨日の国会、衆院本会議の代表質問。共産党の志位委員長の質問中に「さすがテロ政党」という野次が議場から飛んだ。



これが今の日本の国会の現状である。

「院の品位」。国会法にも規定されていることだ。この野次が「品位ある“発言”」として許容されるのか。されない。

今、日本はいうに及ばず、国際社会があげて「イスラム国」なるもののテロを非難し、後藤さんたち被害にあった、殺された人達の死を悼んでいる。悲しみ、嘆き、怒りに燃えている。

そして、テロからどうやって国や身を守るか、テロはどうしたら無くせるのかについて、それぞれが腐心し、苦悩している。

昨日の本会議、テレビ中継を見ていた。その野次は聞き取れなかった。音声は演壇のマイクが拾うから、よほどの野次でないと、マイクは拾えない。
本会議場を俯瞰するところに記者席がある。そこからは議場の野次も生で聞くことが可能だ。すべてではないかもしれないが。
本会議場の記者席にいた記者なら、その野次は聞こえたはずだ。でも、おおかた記事になっていない。捨て置く程度のことと判断したのだろうか。

共産主義者でも無ければ共産党に肩入れしているわけでもない。「まともな保守」だと自認している。約30年、自民党の中にどっぷり浸かっていた身。
政治の恥部も承知している。政治とはなにかということも、その実態もよく承知している。むろん“経験則”にしか過ぎないが。

仲のいい政治家の一人に浜田幸一という人がいた。通称「ハマコー」。国会の暴れん坊という異名をとっていた。本人もそれを是としていた。
彼が予算委員長だった時、委員長席から共産党の正森成治が質問しているとき、宮本賢治を名指しで「殺人者」と言った。

結局彼は委員長を解任された。単なる「やくざもの」(本人もそう言っていたし、そう呼んでも怒らなかった)ではなかった。彼はテレビ中継が入っていることを計算して言った。褒めてるわけではないが「正々堂々」とやった。彼なりの過去の“事実”への認識があったから。

昨日の野次、発言者は名乗り出ていない。あの野次の背景には、それまでの安倍の答弁があったのかもしれない。「あなたがたはテロリストを擁護するんですか」と言ったような答弁・・・。

都議会でもあった「野次事件」。

つくづく国家の品位は落ちたものだと思う。国会議員の質も低下した。言っていいこと悪いことの区別すら出来ないような。そんな議員を送り出したのは国民だ。

たぶん、この件は「うやむや」にされるのかもしれない。この野次を巡って、各政党がどういう反応をみせるのか。

テロを無くそうと、テロに屈しないと皆が思っている時、世界がその方向に動いていると言う時、いくら共産党が嫌いだとはいえ、「テロ政党」という言葉を使うと言う感覚。

彼は「テロ」について考えたことも無い人だと断じる。

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