2011年2月15日火曜日

不法投棄のテレビたち

事務所のアナログテレビは今日も健在です。映ってます。画面下の方に黒幕。デジタルへの買い替えスーパー出しながら(笑)。

どっかに寄稿したコラムでも随分前に指摘したんですが、エコポイントなるもので急増したテレビの買い替え。悪徳回収業者のやったことなんでしょうが、買い替えられたアナログテレビ受像機が各所で不法投棄されているそうです。多分全国では9万台くらいか。

亭主の通うゴミ捨て場にも古いテレビが捨てられたまま放置されています。長年、家族のように居間にいて楽しませてくれたであろうテレビくんが。

最近話題に上っているのが千葉や和歌山など。家電リサイクル法によって古いテレビをひきとって貰うには約3,000円ほどの費用がかかる。正常価格で。悪徳業者にかかるとふっかけらるし。出費抑える為の不法投棄も急増とか。

結果、不法投棄されたテレビを回収、処分するのは自治体の”仕事”になってくる。予想を超える不法投棄に自治体の予算は底をついてしまっているとか。

そんな実情を知ってか知らずか。国は躍起になって完全地デジ、地デジ、地デジと気勢を上げるのみ。国策の尻ぬぐいをする自治体。

そりゃ不法投棄をする国民様が悪いのには決まってますよ。だけど犯人捜しは不可能。業者による大量破棄ならどうにかなるかもしれないが。それとて金のかかること。

雨露に濡れるテレビの末路や哀れ。

これが経済成長ということか。GDP三位の国の国策ということか。国が地方に無理難題押しつける、尻ぬぐいさせる。テレビだけじゃありませんがね。ガキ手当はその典型。あげく余剰人員も。

放置テレビに見る世相。

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