2011年2月23日水曜日

やはり亭主はダメ男

なんだかんだと文句を言いながらも新聞を読むこと、見ることは日常から欠かせません。たしかにニュース速報とか、何があった、起こっただけはテレビやネットで十分なんですが。

朝起きるとコーヒー。やおら立ち上がり犬と散歩。帰ってきて新聞。一時間弱。見出しだけもあればじっくりも。各ページ。読者の投稿欄まで。仔細にってわけじゃありませんが。もちろん大半が読み飛ばし。新聞って全部ちゃんと眼を通そう、読もうと思ったら午前中かかる(笑)。

朝食終わってからテーブルの前に座り、ハサミ持っての切り抜き作業。気になった記事を切り抜いていきます。

この「切り抜き」。もう何十年やってきた作業でしょうか(笑)。若い頃の記者クラブ時代。出勤してすぐに着手するのが切り抜き。5紙を繰り。関係する記事を切り抜いてはスクラップブックに糊で貼っていく。記事の片隅に日付と紙名を書いて。
だんだん増えていくスクラップブック。先輩達が作ったものから始まって。で、それをひっくり返して見ることは希(爆)。

切り抜いたということが一つの安心材料。

その”癖”は今になっても続き。切り抜きしないと大事な忘れ物したみたいな気になる。以前と違うとこ。スクラップブックに貼らない。積んでおくだけ。そしてほとんど見ない。

はい、亭主はダメ男なんです。きちんと整理出来ないし、書き留めるという作業に面倒くささを覚え。一つ一つ読み返せば面白い記事もあるのに。

そのうち、そのうち、日が暮れる。積んだままなのです。ほとんど。

もう一つ、新聞ならではの広告。本。本の広告に惹かれます。これも切り抜き。欲しい本は山ほどある。しかし買って来て読む時間は限られているし、眼がついていかないし。いや、それより以前に金が無い!。少なくとも眼に関しては文庫本読むこと能わずなんです。ダメ男なんです。

そして投稿欄とか川柳とか短歌とか。これもなかなかの物。投稿欄の意見なんて変なジャーナリストと称する奴や学者さんの意見よりよっぽど物事の真髄をついている。

著名人の書いた本を後生大事に読んだ、読んだ、勉強になったと言っているそこの御仁。市井の人の見方の方がよっぽど役に立ちますよ。

こんなこと書きながらニュージーランド地震の続報が気になります。ネットニュースもいまいち心許ないけど。多くの人の無事を祈るばかり。
クライストチャーチには昔、切り抜き帳携えて訪問したことあり。楽園との印象いまだぬぐえず。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...