2011年2月21日月曜日

珈琲と水と

亭主は珈琲好きです。朝起きるとまず一杯、二杯。朝の珈琲と煙草(泣)(泣)(泣)。それで眼が覚めるといった具合。やむを得ずホテルなどに泊まった時には部屋にコーヒーがあるかないかは重大な問題なのです。


今は減ってしまったけど、一時期珈琲が、喫茶店が全盛を極めた時代がありました。喫茶店の隣が喫茶店、そのまた隣もってな具合。
静かに音楽を聴かせる店。友と語らいの場・・・。それぞれの店が独自の味を出し。カウンターのお店は「おやじ」とのおしゃべりの場。なぜか喫茶店の親爺は話題が豊富だし、知識も凄い。人生訓も。

ある時、あるお店。珈琲を飲む前に水を飲むなって。喫茶店に入ると即座に店員さんが水を持ってきてくれて注文ってのが一つの形だった時代。「水の味が口に残ると珈琲の味が変わる」と一家言のおやじ。

別の店。珈琲飲んだ後水を飲むな。珈琲の香りや味は口の中でしばらく持続しているんだから。これも一家言。

コーヒーと水は不可分の物って思っていたんですが。「こだわり」ってのはいろんな説を生む。
喫茶店を舞台に人間関係が成り立っていた時代。喫茶店でのんびりとした時間を過ごせていた時代。コーヒーを飲みたいだけでなく、居場所や空間、付加価値があった時代。顔見知りに出会える場所。

喫茶店なる店が激減した今。ドトールとスタバが主流になった時代。喫茶店はあまり美味しくないコーヒーを飲みながら、サンドイッチ食べながらパソコンとにらめっこの場になった。

「ちょっとお茶でも飲みにいきませんか」。まだナンパなんて言葉が無い時代。行き会った女の子に声をかける一言は「お茶飲みに」だったっけ。

で、亭主。確かに、コーヒーを飲むときに前後に水は飲みません。自然とそうなっていた。

水をガブガブ飲んで「お代わり」持って来てもらうお気に入りのウエートレス。それに熱い視線を送っていた友人いたっけ。

喫茶店の水ってコーヒー飲み終わった後も長居できる、させる「方便」だったのかも。

珈琲と水と。誰が考え出した”関係”なんでしょうか。

お湯を湧かして手軽なモンカフェ一杯とでもいってみましょうか。何もない事務所で。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...