2011年2月19日土曜日

「法」とは・・・

今更大学の法学部一年生みたいな”議論”をするつもりはありませんが。

改めて「法」とは何か。「法の執行機関」とは何か。「法の解釈とは何か」などと考えてしまいます。

武富士会長の子供に対する贈与税脱税裁判。最高裁の結論。「国は2,000億円を武井家に返還しろ」。贈与された時の住所は香港、日本への納税義務は無いって判断。納得する国民いるのでしょうか。

どうやっても明らかに法の目を潜り抜け、隙間を狙っての香港居住。税逃れの意図を重視するか、租税法律主義の名のもとに法解釈を適用するのか。国税の課税は拡大解釈だという。ならば最高裁の判断は狭小解釈とでもいうべき。

金貸しやって利息で莫大に儲け。過払い利息とりつづけ。貯めこんだ金の一部がなんと2,000億円とは。それがこの財政危機の国庫から払われる。腑に落ちないこと甚だしい。その2,000億円にやがて多額の相続税がかかる時がくるのかどうか。

話は飛ぶがエジプトのムバラク大統領、なんと個人資産5兆円とか。国家予算よりも多額な個人資産。そりゃ暴動だって起きるわい。

どうも最高裁の判断、判決におかしなところが多い昨今。ある意味、司法の危機かも。特捜不祥事は言うまでもなく。
大相撲の八百長騒ぎ。暴いた週刊誌の告訴事件。最高裁は「八百長なし」。あったじゃないですか。間違った判決。責任って誰がとるの。だれもとらない。

相次ぐ最審での逆転判決。最高裁の権威は地に落ちたとも。責任はだれも言わない。

日本は法治国家です。法の下では皆平等と憲法には書かれており、あらゆる意味で「法」に縛られて生きています。法に守られて生かされているという感覚は少なし。

法律は、いつかの時代に誰かが作ったもの。間違ってもいれば、隙間、抜け穴だらけ。実情勘案されず。法の網をかいくぐった者が勝ち。

国会も衆議院規則や参議院規則、それに先例集ってのがあり。頭のいい議員さんやずるがしこい議員さんはそれらを熟知していて、いや、議員さんだけじゃない。国会職員かも。それらの「法」の裏をかく策を弄することを達人呼ばわり。

「法」とは・・・。「正義」とは・・・。不条理な世の中を不条理に生きるのが我がさだめか。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...