2014年7月10日木曜日

「被ばく検査」に行ってきた

市役所、保健所から来ていたホールボディーカウンターによる“被ばく検査”通知。きょうがその日。

何をやるのか、結果がどう出るか。全く持って“興味半分”で行ってきた。
別に、それを軽視しているとか無意味なことと言っているわけではない。
小さな子供さんにとっては必要なことかもしれないし。

自分なりの“知見”の中では、結果は見えている。NDとくるか未検出とくるか、結果の報告は後日来るそうだが。

面倒くさい。ってことなのだ。でも、なんでも経験しておこうってことかな。

名前呼ばれて着替えて検査室へ。両手を差し出して手のひら、手の甲、顔にカウンター。「これって何の意味あるの」。またもや偏屈親爺登場。
担当の人、笑顔で言う。「決まりなので。今や意味ないでいよね」と。

検査器の前に座って2分間。
担当の人に聞く。「測定基準値はどうなの」って。「250ベクレルです。検出対象の放射線はセシウム137です」と。


待合室で、保健所の4階にいる知人を呼び出した。久しぶりに顔を見たかったし。
「何にも出ませんよ。最近CTなどの検査やってなければ」とのご託宣。
「いや、一月前にやったと。転倒して頭部やられて、救急搬送されてCTで頭部検査したよ」。「じゃ、どうかな」。


郡山市内で、福島県内で、これまでにどれくらいの人数がこのWBC検査やったのだろうか。
そんなこと知らないって友人もいたし。

この事にしても、除染の話にしても、まだまだ、ずっと尾を引いている・・・。

たまたま手にしたスポーツ紙。音楽家で、反原発の急先鋒、坂本龍一に咽頭癌が見つかったという。反原発だから、放射線治療は受けないという。主治医にその治療を拒否する意向を伝えたと書かれていた。

その癌は何の検査で発見されたのだろう・・・。

医療、治療は本人の意志。とやかく言うことはないが、彼自信のロジックにも驚く。

治療のための放射線、検査のための放射線。原発事故による放射線。分けて考えるべきだと思うのだけど。
患者さんにこんなこというのは失礼、無礼かもしれないが、なんか坊主憎けりゃ袈裟まで憎いってことかって。
宗教上の理由で輸血を拒否する人達とどこか似ているような思いも。

病院の放射線治療を拒否して、放射線がいっぱいの、温泉治療に励んでる人もいるし。

余りにも彼は著名人。放射線治療拒否っていうのを書きたてると、ネットで流布すると、それに同調する人だって出てくるはず。

3年前、線量の多寡を比べるのにレントゲン検査、X線検査の数値が比較として挙げられていた。X線検査を拒否した人も結構いたと病院で聞いた。

来週、また頭部のCT検査に行く予定。硬膜下血腫の検査。

もう20年近く前か。肺がんとやらで放射線治療もやった。リナックスって言ったかな。照射後は半日、全身を倦怠感が覆っていたけれど。最後は切除だったけど。

未だに、目下、健康に異常は無い。

原発事故直後、電気楽器を多用している音楽家が「たかが電気」と言ったことをいまさら持ち出すつもりはない。でも、あの時、あの発言を聞いて、あの時の反原発運動を支持する気にはなれなかった。ひいた。

台風が気になる。町中の側溝は、「どぶさらい」が禁止されているため、側溝にはかなりの土がたまっているはず。水の流れのよくないはず。
大雨で側溝の水があふれたら・・・。廃棄処理されていない“汚染”された側溝の泥が町中に溢れるんですよ。

なんだかんだと袋小路のようなのでもあり・・・。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...