今朝、ネットをスクロールさせながら斜め見していたら・・・。
「やっぱり」ってことが。
そこには”見事“な「合成写真」があったのだ。
「被爆しよう! 放射線に負けないからだをつくろう。250m㏜以下、急性の身体影響無し。(散歩や外で遊ぶことの大切です)。窓を開けて換気をはかりましょう。洗濯物は日光にあてましょう。
そんなフレーズが並んでいる。
福島市のホームページを“改竄”したものだ。福島市のホームページは、pdf版でそのまま乗っており、その脇に上記のような文言がイラスト風に並べられている。
福島市のホームページには確かにある。「放射線に負けないかからだをつくろう」というフレーズが。
こんなバカばかしい画像がネットに流布される大本の原因は福島市のホームページだ。
それを見て反感を覚えたか、何らかの意図があってか、“被ばくしよう!”に改竄される。
だから、もともと今更こんな“呼びかけ”を作った市の放射線監理室がおかしい。
生活習慣のポイント。新陳代謝をよくする生活習慣。早寝早起き、リズムある生活。朝ごはんをしっかり食べる。バランスのとれた食事。適度な運動。(散歩や外で遊ぶことも大切です)。過度な心配はしない。ストレスをためない。
日常生活で心がけたいこと。
窓を開けての換気。洗濯物を外に干す。布団を干す。外から帰ったら手洗い、うがいをしましょう。
市全部そうでは無いのだろうが、どうなっているのかこの「認識」。
さすがに市民からは苦情が寄せられたらしい。
「放射線に勝つ体なんかあるか。非常識だ。除染も終わってないのに子どもたちを被ばくさせながら無責任。低線量被ばくの危険をごまかすもの」などなど。
市の放射線アドバイザーの学者も驚いているという。「放射性物質を遠ざけるか、封じ込めるか、被ばくする場所の滞在時間を減らすことが原則。体を鍛えるとは次元が違う」と。
市のホームページを開けて見た。表題は変わっていた。「放射線の影響を受けにくい生活をしましょう」と。
問題は二つ。福島市の認識。表現能力の欠如。市民感覚との大いなる乖離。
「食品を選ぶときには産地が偏らないように。体にたまった不要なものは早く排泄する。ヨウ素を含む昆布やヒジキを食べる」。
ま、開いた口がふさがらないってことか。今更こんなことを言ってのけるっていう福島市って、何を考えているのか。県庁所在地だぜ。
福島県民の民度が疑われるぜ。
「負けないからだをつくりましょう」。国防婦人会が竹やり訓練に精を出していた時のばかばかしさを連想する。
でね、もう一つ。ネットの“闇”。デジタル技術の怖さ。画像はいくらでも加工、改竄できる。
冒頭の文言入った画像、ネットで全国に拡散されているだろう。
市役所の中で何があったのかはわからない。余りにも無知なるこの実態。
市の作ったチラシが、いかようにも、悪意をすら伴って流布されていくということ。
日本では、まだネットは成熟してない。技術だけは進んでいても。ネットリテラシーなんて習慣も無い。見て、即反応の世界。
「ネットがこの国を破壊する」。ラインの問題とても然り。
ざまざま、福島市の安易なやり方の罪は大きいはず。ホームページには「誤解を招く表現がありましたことをお詫びします」って、ありきたりの言い訳書かれていたけれど。
2014年7月23日水曜日
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