2011年7月26日火曜日

東京に出来た新しい「村」

東京に新しい村が誕生しました。もちろん行政組織に書かれた村では無く。
その村は「原子力村」という原子力発電に群がった、関係した人たちのような極端に閉鎖的な村社会ではなく、もっとオープンなものではあるようですが。

その村の主な構成員は、テレビ局、テレビに出資している新聞社、そして総務省というお役所。数年以上前から綿密な計画を立て、時には秘策を用いて、国策として、テレビの地上波デジタル化を成し遂げました。

そして、そのモニュメントの如く、東京の墨田区に634Mという世界一高いタワーを完成させました。近代建築技術の粋を集めた構造物。3・11の震災にも大揺れしたものの無傷で耐えた人類の叡智。


「村」にはどことなく共通点が多い。明日を照らす希望の光。明るいテレビの未来。

電力というエネルギーは経済成長の源。その電力があったから進化したテレビ。
地デジ村は多額の金を使ってその伝播につとめ、設備投資に多額の金が費やされた。
鮮明な画像、双方向、データ放送、通信。いかほど人の日常に役立つことなのか。

電力が無ければ人々の生活は成り立たない。テレビが無くても生活は成り立たない。
原子力発電が生活スタイルを変えた。テレビの登場もお茶の間の在り方を変えた。
原発事故以来、原子力離れが急速に高まっている。テレビ離れも進んでいるという。

原発事故は多くの「難民」を生んだ。デジタル化でも「地デジ難民」を生んでいる。

震災、原発事故の被災地。デジタル化延期。来年3月まではアナログ見られる。デジタル化率の低かった福島県。難民はまだしばらく誕生しない。宮城、岩手でも。

原子力村の被害を被った福島県。地デジ村の“攻撃”から暫時猶予をもらえた福島県。なんかこう見ると皮肉っぽい。
地デジ村はこれから“暴走”することあるのか。世の指弾浴びることあるのか。
634Mの“バベルの塔”は神の怒りをかうのか、かわないのか。

やがて塔から発せられる電波が何かを汚染することはないのか。放射能汚染はないけれど。地デジ村が”頭の汚染“の大元にならないこと祈る。

当店事務所、未だもってアナログ受像機。少々延命です。

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