2011年7月15日金曜日

あの頃のあれは・・・

テレビで連日字幕を含めて伝えられていた放射線情報。そう、原発水素爆発直後から。

放射能からどうやって身を守るか。連日そればかり。

外出は控えよう。止むを得ず外出する時は帽子をかぶってマスクをして、長袖着て、手袋して・・・。ゴーグルかけて・・・。
外出から帰ったらすぐ手を洗う。シャワーを浴びる。着ていた服は洗う。
室内は窓に目張り、窓は開けるな、換気扇は使うな、エアコン使うな。

もう刷り込まれてしまった防護対策。子供にはまだ適用。

酷暑、酷暑。夕方にはゲリラ豪雨襲うものの日中の暑さはまさに熱中症の贈り物付き。

一転テレビは熱中症の話題で大騒ぎ。節電、節電を言って来た”正義の味方“のふりしてる人たちまでもが「エアコンを使いましょう」と。

挙句、「エアコンはだいたいのものが外気を取り入れないから大丈夫」だと。専門家の弁。

何故か今年の夏は虫が多い。網戸もすり抜けてくる細かい虫も。

豪雨。思い出すのはビキニ環礁での水爆実験。放射能に汚染されまくった日本列島。第五福竜丸の事件。
「雨に当たるな、雨に当たるな」。親から散々言われた。雨が恐怖だった昭和31年。その時の“残滓”は未だに列島各地にあるはず。半減期をさえ迎えていない放射性物質。

福島県を襲うゲリラ豪雨は・・・・。

きょうもお医者さんと会話。「20ミリシーベルトでも問題ないと思いますよ。ビキニの時はとんでもない数値だった」。

どこのお医者さんかは言いませんよ。市民団体とやらに刑事告発されてしまうから。

「告発」か・・・。東電と学者を告発するという。東電はともかく、放射能に関する見方で裁判所が学者を裁けるのか。ろくな学者はいないけど、まともな学者はいないけど、裁判官が学者の言論を裁くということはファシズムにつながる。

すでにして一部の知識人なる人たちの間や、政界では「ヒトラー待望論」が否定も含めて言われ始めている。

テロリズムやファシズム。放射能よりも怖い。

そして、ここ数日は「汚染された牛」の話しがメディアを賑わす。もちろん、餌の管理で農家に非があるとしても、故意にやったことではない。

この国の危機管理能力のあまりにも貧しさ。

将来の自然エネルギーを語る前に、思いつきの人気取りに走る前に、今、やらねばならないことあり。牛の餌。被災地の子供の給食。

やがてこの国を襲うであろう食料危機への危惧。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...