政府はなでしこジャパンの国民栄誉賞を授与するという。個人が対象の栄誉賞だけど今回は団体。その特例の理由を枝野はこう語ったと。
「広く国民に敬愛され、社会に明るい希望を与える業績があり、国民栄誉賞の目的にぴったり合致する」と。
大いに結構。大賛成なんですが、どうも両手を挙げてとう気持ちになれない。なぜか。当然です。授与するのは菅だから。
枝野が言う“偉業”を達成したメンバーに異形の異業しかしていない菅がまたぞろ満面の笑顔で登場し、彼女たちの偉業のおすそわけにあやかるどころか、人気に乗っかるようにしか見えないこの政権だから。
菅にも賞をあげましょう。栄誉の反対語は恥辱。国民がこぞって「国民恥辱賞」をあげましょう。理由。枝野発言をちょっとひっくり返してそのままいただき。
「広く国民に敬われず愛されず、社会に暗い気持ちを与え、希望を奪った業績」と。
政局混乱。官僚の多くはサボタージュを決め込んでいるような。行政は機能不全に陥っているような。
民主党執行部は菅に辞めてもらいたいと思っている。国会が機能すると思ったから。ところがどっこい。野党は逆に菅を辞めさせない。失政をことごとく「私の責任です。謝罪します」と菅が答弁しても、じゃそれはどうするのってとこにはいかない。菅にやっていてもらって解散総選挙。自民失地回復が狙いだとか。
民主は居座り拒否。野党は口とはうらはらに居座り歓迎。おかしな図式が出来上がってきてしまっている。これがまさに政治の実相。
政治家たちの暑い夏。被災地の暑い夏。夏休みでも戸外で遊べないフクシマの子供たちの夏。その極端な「乖離」を嘆き怒り続けることしかできないのか。
「ある意味で」。菅の常套句。意味不明。その「意味」たるものを誰も問いたださないから。だから「あらゆる意味で」菅は国民に大いなる恥辱を味合わさせている。国民は恥辱を受けている。賞を贈りましょうよ。
ショウガナイから。なでしこの佐々木監督のようにオヤジギャグやってもしょうがないけど。
2011年7月25日月曜日
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