居座る菅がついに「悪魔」に見えてきた。本当の悪魔に。とにかく、こんな厚顔無恥な政治家には出会ったことがない。
津波という悪魔を見、放射能という悪魔の元に身を置き、その上、人間の顔をした、最高権力者が悪魔だった・・・。
自らの定見を持たず、意に反すれば盟友までも切り捨て、その場しのぎの人事を行なって恥じない奴。
誰かから入れ知恵があれば、すぐそれに乗る菅。
善し悪しはともかく突然飛び出した「ストレステスト」。誰の入れ知恵。また斑目かい。いい加減にしろよ。とっくに首にしてほしかった安全委員長。
いいように使われて来た海江田万里。すでに切れそう。きっと切れる。
菅をやめさせる方法は無いという。本人が言わない限りは。本人、言を左右に辞める気無し。
ならば内閣不信任案。本気で検討して頂戴。再提出を。
国会を縛っている法律は国会法。そこには不信任案の一事不再議については書かれていない。いわば慣例。ところが国会というところは慣例を大事にする。もしかしたら憲法よりも。
国会がもめると職員たちは衆議院規則と先例集を持って走り回る。それらを読み解いて「知恵」を出す。
同一国会で内閣不信任案は一度しか出せない。それは明文化されているものではない。慣例なのだ。先例にないからだ。
大震災、原発事故という先例にないことが起こった。先例に無い対処をすべきなのだ。未体験のことが起こったのだ。
「国会は何でも出来る。男を女にする以外は」。有名な言葉が存在する。そしてかつてはそれをやって来た。例えばー。本会議上の時計を止めた。その日の夜12時に時間切れになると時間切れで廃案になってしまう法案。それを成立させるために時計を止めた。これは先例にあり。本会議場の時計がある時からゆっくり動き始める。普通の10分が1分になる。それしか進まない。
議員が持っている腕時計は午前3時でも、議場はまだ午後11時。採決終わると途端に早周りした議場の時計。
はい、事実です。亭主経験済。
「国会は何でも出来る」。そうなんです。不信任案もう一回。やろうと思えば出せるんです。違法行為ではないのです。あらたな先例作ればいい。旧態依然とした慣例にとらわれている必要なない。
野党が不信任案出したら、民主は自由投票。党議拘束かけない。岡田と安住が決めればいい。
悪魔退治には多少の悪事もはからなければならない時かもしれないのだから。
2011年7月8日金曜日
“チェルノブイリ”異聞
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