2011年7月3日日曜日

蚊帳の外

節電、節電の大合唱の話題を見たり聞いたり。うんざり感大なのですが。節電の話を見聞きしていて・・・。

ふと昭和の時代の蚊帳のある光景が浮かんできました。

なぜか蚊帳を吊るのは子供の役目だった。部屋の四隅にある金具と蚊帳の金具をつないで。蚊帳の中には布団を敷いて。部屋は窓も何も開けっ放し。
蚊帳の下の方を揺らして蚊がはいらないようにしながらさっと潜り込む。

毎夜、毎夜の夏の仕草。兄弟に一人でも下手がいて蚊帳の中に蚊が入ったら大騒動。

蚊帳の外にはどれくらいの数の蚊がいて人間の血を吸おうとしていたのか。

蚊取り線香の匂いと蚊帳。ニッポンの夏。蚊帳の中は思えば寝心地よかったような。

そして平成の現在。蚊帳を吊るして一家就寝って家庭はあるのかどうか。
蚊帳も見なくなってしまった。気が付いたら。そりゃそうです。窓を閉めてエアコンの生活を選んだのだから。網戸も出来たし。

カニキクカトリスは何時、何処で使うんだろう(笑)。

「蚊帳の外」って言葉の意味。
物事に関与出来ない位置に置かれること。それって菅のはずなんだけど。
冷房の効いた“社宅”のせいか。きのうから風邪を召されてのひきこもりの様子。明日からまたぞろ物議を醸すんでしょうね。

もうひとつの意味。無視され不利益な扱いを受けること。原発事故の一番の被害者、福島県民は節電騒ぎに埋没。蚊帳の外に置かれたように感じるのは僻みか。

もしかしたら菅だけが蚊帳の中で寝ていて、その他国民は蚊帳の外なのかも。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...