2012年7月25日水曜日

解せない「報道」が続く

目の敵にしてマスコミ批判をやっているわけではないのですが。新聞には期待するとこ大なんですが。偏屈読者の思いをよそに、解せない報道がどうも気になって。報道の仕方って言った方がいいか。

今朝の朝日新聞。福島県に配られたもの。たぶん東京ではきのうの夕刊だったんでしょう。ネットで大騒ぎしていたから。きのう。

一面トップの大記事。覚えているおおよその見出し。
「福島原発事故由来のストロンチュウム、10都県で初確認」。こりゃ大変だ。フクイチに新たな事変があってストロンチュウム拡散と思いきや。
文科省が発表したデータ。去年の。確認された最大値は6ベクレル。

専門家の話では「ほとんど健康に影響ない」。

何を言いたいのか、伝えたいのか。推察するに文科省がやって発表したということらしい。本記の中では、これまでの核実験が頻繁に行われていた時の60分の1の数値と。
専門家とは誰かも書かれていないし、今、現在の状況にも触れられていない。

発表が遅れた文科省の言い訳が添えられているだけ。福島や宮城は計測出来ていない。

このところ、朝日は原発報道にあらためて“力”を入れてきた感あり。それは歓迎。しかし、その内容や扱い表現に感じる“違和感”。

数日前にあった県外避難している母子家庭へのアンケート調査。重い経済負担、父親と離れていることでの子供の心への影響・・・。問題点が指摘されている。
その内容に嘘はないだろう。しかし、非難の実情は、たとえば警戒区域からの避難者と郡山や福島からの避難者では違う。避難した場所でも違う。

亭主の周りにも母子避難した家庭はかなりいる。幼児を連れて避難したが、自分で調べて考えて、帰ってきた人もいる。断固、新潟にとどまっている家庭もある。一家離散を憂慮した会社が夫を神奈川に転勤させた。でも神奈川にはこない。線量が0,00いくつ高いからと妻は言う。避難した「借り上げ住宅」で新たなコミュニティーを作り、そこで行きかう“情報”を最大の物として暮らしている。旦那はひとり暮らし。もちろん毎晩外食もおぼつかない。彼も相当の精神的ダメージを被っている。休みになると疲れたからだを休める間とて無く、新潟に車を走らせる。子供といる時間が安らぐからと。

避難先に向かう旦那が交通事故死したケースも多々ある。このアンケート調査には夫の問題は触れられていない。少なくとも新潟県は借り上げ住宅は“無料”だ。記事にはその経済負担が書かれているが。

禁止用語だといわれるが、「片手落ち」の報道とも。

総理官邸前の大飯再稼働反対デモ。初めの頃はメディアはとりあげなかった。ツイッターでは「書かない、取り上げない」と大手メディアへの批判が渦巻いていた。やっとテレビや新聞が取り上げた。ツイッターでは、どこの社が来た、どこが放送したと礼賛。

新聞、テレビは言いだす。「国民世論の声だ。それに耳を貸さない政府、野田政権」と始める。

大飯原発再稼働。4号機もフル稼働。新聞は書く。「関西の電力制限は大幅に緩和される」と。それだけ。
再稼働に至るまでのあの安全性含めて、節電ムードあおっての報道ぶりは何だったのだと。

オスプレイ報道も数カ月すればどうなっているのだろう・・・。

何がネタで、そのネタをどう扱うか、どう見るのか。メディアの取材力は向上している。政治は劣化している。その劣化に見習うことのないように祈るのみ。取材力は向上しても表現方法が劣化していたのではいやはやなんとも。

蛇足のようだが・・。イチローの電撃移籍。現地のテレビレポーターが手にしているもの。それは現地の新聞。「こんなに扱われています」。新聞はテレビの小道具ではないはずだが。

オリンピック報道でも、テレビは使うだろう。新聞を小道具にして、その見出しや扱いの大小をネタに。テレビも認めている新聞の“価値”かと。
そして被災地出身、ゆかりの選手のことが、ネタになるという構図。

文句言いながら、今夜は頑張って、眠いの我慢して見るぞ。ナデシコを。

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