2012年7月15日日曜日

「タオル」を送ってください・・・・

フェイスブックに友人数人がシェアしていました。九州の大分、水害被災地からのネットを使った訴え。
「古いタオルを送ってください!!」。床の拭きあげに必要なんだそうです。
亭主もシェアしました。すぐ数人から反応がありました。

どこまで実現するかはともかく、せめてネットというツールを使って。

「未だ経験したことのない」。そんな表現の大雨、洪水。九州で20人以上もの死者。
その雨雲は近畿地方を襲っているという。

濁流にのまれた、襲われた家々。水が荒れ狂う様は、いやがおうにも去年の3・11の東北の光景をよみがえらせる。

大雨の原因は地球温暖化による気象の変化だと、すべての“専門家”は指摘する。治山治水。国作りの根幹であるにも関わらず、とてもじゃないが追いつかない。

避難指示が解除されてところもあるが、家を失った、住めなくなった人達は避難所生活を余儀なくさせられる。
近畿地方の大雨の帰趨は。避難所はさらに増えるだろう。逃げる以外に方途が見つからない。

日本列島は「避難列島」と化すかもしれない・・・・。

被災地支援、救援物資調達。阪神淡路大震災の時もそうだった。去年の3・11の時もそうだった。社会の敵である“暴力団”はすぐさま動いた。その機動力と財力を使って。
彼らが名前を出すと、行政はその支援を受けつけない。当然です。でも知恵を出してとにかく物資を届けた。しかも、かゆいところに手の届くようなものを手配し。
これは、事実です。
九州には抗争中の暴力団があります。道仁会。工藤会。誠道会・・・。おい、君たち、すぐ支援物資を調達して運びなさい。決して組名は名乗らず、刺青見せずに。
反社会的言辞ですが・・・。

ネットを見た人たちやそうでない人たちも、今日明日連休。天気さえよければボランティアが入るでしょう。助け合い。3・11で日本人があらためて悟った人の世の有り様。
「タオルを送ってください」。小さな求めのようであって、現状を語るに十分なメッセージ。

タオルー。極左暴力集団と名前をたまわったグループを思い出します。多分中核派もそれに該当していたかも。ヘルメットにゲバ棒、口にはタオルを巻いて。
その中核派と呼ばれる運動家達は、多分、ヘルメットにタオルを巻いてという格好はしていないものの、官邸前での原発反対抗議行動の中に紛れ込んでいるという。

彼らがその気になれば、穏やかな、市民レベルの抗議集会が一挙に先鋭化する危険性もある。

警察は彼らの動きを警戒して、それに備えた警備体制をとる。それを見た市民の側からは過剰警備という声も上がる。

官邸前の警備の在り方。新聞によって見方が180度違う。官邸前に詰め掛けた人達。ネットでツィッターやSNSでの呼びかけに呼応したものだと言う。多くの人達は組織化なんかされていないと。

警官隊、機動隊によって行動を規制された人達の中には、警察官と対峙するとこに身を置くと、“敵視”の対象になる。

被災地東北では、原発避難民も含め、警察官によって助けられた人達も大勢いる。

警察と市民。さまざまな事象の中で、思いは複雑であり、語って語れるものでないような。

そして自衛隊。豪雨被害地にはすでに大量の自衛隊員が投入されている。被災地で自衛隊に対して、感謝の気持ちはあっても“異”を唱える人はいない。
しかし、違憲とは言わないまでも、迷彩服で都内を行進した自衛隊に対しては、声高な“反対”の声があがっていた・・。

避難列島日本。その中で、タオルと暴力団と過激派と、そして警察、自衛隊・・・。結びつかないはずの“相関図”が頭の中に浮かんでくる。

それはともかく。被災地福島。その福島だからこそ、多くの支援を貰った福島だからこそ、
今起きた災害の被災者に対して出来ることをしないと。

及ばずながらちょっと動いてみる。

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