2012年7月1日日曜日

「電球生活」

我が家の照明は白熱電球と蛍光灯の併用です。
この白熱球がなぜかよく切れる。もっかも階段の一つが切れたまま。

省エネ、節電が声高に言われるようになってから、どうも、この白熱球への風当たりは強いようで。
お国は関係業界に対して、白熱球の製造・販売の自粛を要請。そのうち、禁止ってことになるのでしょう。

白熱球への思い出。戦争中は。それこそ居間に皆集まって、60ワット位の白熱球の灯りで暮らしていた。
「灯火管制」。そんな呼び声が聞こえてくると、ボール紙に墨をに塗った傘のような形状にしたものを電球にかぶせて、表に灯りが漏れないようにした。
飛行機の爆音が去って、「灯火管制解除」。部屋中に広がる灯り・・・。

戦後の小学校、中学校時代。机の灯りは電気スタンド。もちろん冷房なんて無い時代の夏。白熱球が放出する熱の暑かったこと・・。夏の夜は勉強しない。そう決めちゃった。

やがて蛍光灯の時代。でも白熱球の灯りはある種の暖かさをあたえてくれ。特に和室。蛍光灯は似合わない。蛍光灯は完全に点灯するまで時間がかかった。パッとは点かない。頭のめぐりの悪い奴を「あいつは蛍光灯だから・・」って。

そして文明の凄さ。LED電球が開発され。消費電力少なく、耐久時間もとてつもなく長い。色の具合も様々とか。

白熱球よさようなら。LEDよこんにちは。電気代は確実に安くなるでしょう。でもね、電球の値段は比較にならないくらい高い。家中の白熱球や蛍光灯をLEDや、消費電力の少ない高級蛍光灯に替えたら・・・。

電球一個の値段と電気代節約の比較がいまいちわからない。全部電球替えたらとんでもない出費になるはず。無理です。

とりあえず、切れたものから徐々に・・・。それしか方法が無い。

LEDで何年間暮らしたら、“初期投資”と見合うのか。電気代が。

まだまだ値段の高いLEDを買え。家電メーカーと政府が結託した、あらたな“産業構造”かいって言いたくなるような。
テレビをデジタル化したのと同じように・・・。

節電を錦の御旗にした、家電メーカー育成策かとも。

フィラメント。そんな言葉も死語になる。

電球生活の終焉、横文字三つのLED生活。ガソリン生活は電気生活へ。

LEDに替えるにあたって補助金なんて出ないのかな。出している自治体もあるって聞いたけど。

郡山では薪ストーブに替えたらいくらか補助があるそうです。薪代補助かな。その薪も放射能の影響で品薄だって話しも。ペレット型が主流だとも。

薪ストーブだって高価な物。しかも壁ぶちぬいての設置工事。何十万の世界ですな。

我が家の残りの白熱球。なるべく切れないでね。

“チェルノブイリ”異聞

  ロシアがウクライナに侵攻し、またも多くの市民、日常が奪われて行く。 ウクライナという言葉、キエフという言葉、チェルノブイリ・・・。 そう、あの最大の原発事故を起こした地名の幾つか。 「チェルノブイリ原発事故」。1986年4月26日。 ウクライナの北部にあるその...